"ラブライブ!"カテゴリーの記事一覧
-
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
-
『もぎゅっと”love”で接近中!』ではまさかまさかの新衣装。キラキラしててスカート丈も短くて……眩しい。いろいろな意味で。そしてアニメを早駆けで振り返るようなセットリスト。『ユメノトビラ』『Dancing stars on me!』『Happy maker!』
特にこの辺りは大好きな楽曲でしたが―――「定番曲と劇場版楽曲と特典曲と新曲詰め込んだらパンパンだし、この辺りはやらないかもしれんね」
と思って半ば諦めていた楽曲だったので本当に嬉しかったです。そして始まったユニット楽曲。ユニット楽曲の見どころといえばPrintempsの内田彩ことうっちーのおなか丸出しのサービス衣装!そしてlily whiteの『春情ロマンティック』のキレッキレのダンス!これは今思い出しても鳥肌モノの、とてつもないダンスパフォーマンスでした。さすがはダンス優等生で構成されたリリホワ、見応えバッチリです。『ふたりハピネス』ではしゃぼん玉を作ろうとするも、息を強く吹きすぎてしゃぼん玉が作れず苦笑いをしていたくっすんというささやかなアクシデントも高ポイントでしたね。さて……僕のイチオシといえば皆さん御存知の通り、にこまきです。にこまきといえばBiBi。BiBiといえば、観客を煽って煽って煽りまくる超絶ノリノリの楽曲満載の楽しい楽しいお笑いユニット。やって参りました我らのBiBiが!『Cutie Panther』と共に!全世界のラブライバーなら前奏を聴くだけで血沸き、肉踊り、体中の血液が突沸する『Cutie Panther』!
コールが……。コールがすごく楽しい……。本当に……。童心に帰れる……。そしてお次は新曲『PSYCHIC FIRE』!BiBiと畑亜貴先生の共同作詞と言っても過言ではないBiBi楽曲の究極形態!ドラゴンボールで言うなればフリーザ最終形態!誰でも一度聴けば絶対に忘れることが出来ない強烈なコール!
にこ!
真姫!
(かしこいかわいい)エリーチカ!
それぞれの特徴をフルに活かした台詞!なんたる狂騒!たとえるならそれは軍場!
BiBiという名のヴァルキュリア達によって囃し立てられた戦士たちが、ピンク・赤・水色の剣を持ちて魂の雄叫びをあげて天を衝く。男も……。そして女も……。ドーム。LV会場。日本のみならず、世界中……。数万人規模の興奮と熱狂の奔流!!!吹き出すアドレナリン!!溢れ出るドーパミン!!湧き出るエンドルフィン!!
まさにマッドマックス!!!これはもはや音楽やライブなどというチャチなものではありません。もはやそこは、ラブライブの世界からμ'sの魂を召喚する荘厳なる降霊術の祭壇と化していた!ソニックブームとなって音速で飛び交うエクトプラズム!魔法陣めいて光り輝く数多のラブライブレード!
ステージで踊っている彼女たちはもはや……声優・キャスト・個人を超越した存在……。数多の修練を何年間も積み重ね、アイドル声優などとはもはや呼べない存在へと変貌を遂げた。これは言うなれば……そう、μ's専用のイタコ。古代日本より連綿と受け継がれてきた伝統的シャーマニズム集団。いまや近代文化の波によってその伝統が途絶え、灯火が消えかけているイタコ文化の片鱗を……僕は見たのです。そらまるとpile様と南條さんの後ろに、アニメで見たにこちゃんと真姫ちゃんとえりちが……幽かに見えたのです。まるで寄り添うように。スタンドのように。錯覚だったのかもしれませんが……。ん?錯覚?幕間のキャストインタビューの終わり際、序盤で描いた汚いメモ参照の【4】のパトランプが突如として光り始めました。「なんの合図なのかな……?」と疑問に思っていると、ついにあの曲が始まりました。
『Angelic Angel』
天使のような天使。静寂を守り鎮座するキャスト。軽快なドラムに合わせて炸裂したのは、完全見切れ席のすぐ目の前にあった謎の筒。直近で迫撃砲が着弾したかのような轟音と衝撃に驚愕したのも束の間、『Angelic Angel』の起こす熱風に身体の芯から熱くなります。おそらく本来ならば紅白で初お披露目となったであろう『AA』。しかしそれは叶わなかった。
なぜならこの楽曲のセンターはかしこいかわいいエリーチカ。南條愛乃さん抜きでAAは成立しなかったからです。約4ヶ月あまりのお預け……いや、SSAでのPVからならおよそ1年と2ヶ月ものお預けを喰らっていたラブライバー達のフラストレーションは、超新星爆発を迎えました。目頭が熱くなる。隣にいるジョルノ推しラブライバーさんは二度目の嗚咽。そして独白。
「はぁぁぁ……待ってた……。俺……『AA』をずっと待ってたんだよ……。えりちが……ジョルノがセンターの『AA』のこと……待ってたんだよ……」
僕も待っていましたよ。泣くほどではないけど、僕だって待ってましたよこの日が来るのを。
しかし出来ればその独白はやめて頂きたい。その攻撃は地味に効く。
……ごめんなさい、やっぱり泣きます。僕は自分の頬に熱く滾った涙が流れ落ちるのを感じながら、アクアブルーのラブライブレードを振りかざし……今一度、絢瀬絵里と南條愛乃の帰還を心の底から歓迎しました。会場を見渡せば、皆揃って水色のライブライブレード。
あぁ……そうか。ラブライバー達よ……おまえらも、そうだったんだな。気持ちはひとつだったんだな。
そして、涙で滲んでおぼろげに映るキャストに重なって見えるのは……紙面・アニメ・映画で何度となく目にしたμ'sの幽波紋……。魂のヴィジョンが先程よりはっきりと見える……ような気がしました。余談ですがステージ演出の調整不足なのか、途中モニターに写ったキャストが真っ黄色のスーパーサイヤμ'sになっていました。きっと劇中のビーム扇子を再現したかったのでしょうね。うーん……残念!天使たちの輪舞の後は間髪入れずに和装楽曲です。もはや定番曲となった『輝夜の城で踊りたい』、ラブライバーの度量が試される注目すべきそのコールは―――。当然のように揃いませんでした。
まぁ……仕方ないですよね。5th以降の展開でラブライブ知った人も多いですし……。けど……もう一度見たかったなぁ……。5thライブ2日目開演前に一度だけ揃った……あの奇跡の輝夜……。5thの流れを継承し、今回もやってくれました『だってだって噫無情』。火炎放射を使ったステージ演出は、去年のSSAか俄然パワーアップしています。キャストのマイクから「ボッ! ボッ!」と空気を焼く音がダイレクトに伝わってきます!すごい火柱!まさにマッドマックス!!!
火炎の迫力を前にしても物怖じもせず、手にした扇子をまるで曲芸のようにくるくる回して舞い踊る姿は天女めいてこれぞまさしく眉目秀麗。特にうっちーが流し目のまま扇子を「パチン!」と軽快に閉じる場面と、そらまるが扇子をクルクルさせるところが見応え抜群でした。後日、某所の感想スレで「なんで一番危なっかしいそらまるの扇子パフォーマンスをクローズアップしていたのか分からん」とか言われていましたが、そんなことはないぞ!
そらまる頑張っていたぞ!
まぁ確かにちょっと扇子が吹っ飛んでいきそうな危うさはあったけど……。
『AA』→『輝夜』→『アームジョー』の流れは出来うることなら肉眼で堪能したかったですが、それはさすがに我儘というもの。キャストと同じ空間に立っていられただけでも、幸福なのです。
劇場版楽曲『Hello,星を数えて』『?←HEARTBEAT』『Future style』と披露されていきますが、嬉しいサプライズが随所に散りばめられておりました。『Hello,星を数えて』は劇中凛ちゃんにのみ衣装が用意されておりましたが、ライブでは3人お揃いの衣装に大変身!特にちゃんぱいとシカの脱衣シーンでは、コートを脱ぎ捨てるたびに会場のあちこちから猿のような奇声が轟きました。お……おまえら……。おまえらなぁ……。
『?←HEARTBEAT』でも劇中で希ちゃんが披露した独楽のような見事な回転をくっすんが完全再現!くるくる回っている間、5万人の観客は歓声あげっぱなし興奮しっぱなし!もちろん僕も大喝采です!
劇中で希ちゃんが抱いていたサンリオキャラっぽいぬいぐるも完全再現されており「いやはや今回は本当に芸が細かいなぁ」と関心するのも束の間。
なんとくっすんがそのぬいぐるみを……!!
シュポーン!!ズザザーーーーッ!!
文字で表現するとこんな感じで放り投げられ、ステージを7メートルほど擦りながら吹っ飛んでいきました。完全見切れ席からでもよく見える迫力のぬいぐるみぶん投げ演出!
なんでそんなひどいことするの……?
そして学年別劇中歌のトリはもちろん『Future style』、『FS』です!ザクⅡFSじゃありません。
劇場版でおなじみの飛んで逃げることりちゃんを射抜く海未ちゃんというシャレになってない害鳥駆除ダンスも見事に完全再現―――おいちょっと待て。
ことりちゃんは害鳥じゃないぞ。
おのれ悪いSNS!
ひどいこと言うんじゃあない!
続きます。PR -
その1の続きです。
いよいよライブ開演
初っ端にスクリーンで展開されたのはまさかの書き下ろしアニメ。いきなりアニメ上映に地鳴りのように沸き起こる5万人の大歓声。
ちょ!待て!!
μ'sの声が全然聞こえない!!!音響の調整も甘過ぎる!!!!轟音しか聞こえない!!!
マッドマックスかよ!!!
しかしかろうじて映像には2012年にμ'sが初めてライブを行った横浜BLITZの姿が!横浜BLITZからニューイヤーライブ会場の東京ドームシティホール。躍進の3rdライブ会場・パシフィコ横浜。夢のステージ・さいたまスーパーアリーナと、順番にμ'sが今まで公演した箱が映し出されていき……。
そして……。
今僕達が立っている東京ドームが写った後……。画面には涙腺崩壊スイッチ「LL」の文字が……。
あぁ……困った……。涙がこみ上げてきた……。
しかし僕は泣きません。大の男がそう安々と涙を流すものではありません。ですがその直後、ライブ開始の瞬間に事件は起こりました。
曲目はみんな大好きμ's1stシングル『僕らのLIVE 君とのLIFE』。通称『ぼららら』。僕はいち早くその異変に気付きました。
隣のラブライバーが突如嗚咽し始めたのです。
涙も鼻水もジョバジョバ垂らし尋常な様子ではありません。しかも耳を澄ますとなにかブツブツ言っております。
「ジョルノが……ジョルノがいる……ジョルノがみんなと踊ってる……。良かった……良かったねジョルノ……最後のライブみんなと踊れて良かったね……。俺ずっと待ってたよ……このライブに来れて良かった……ホントに良かった……」
どうやら彼はキャストの南條愛乃さんの大ファンのようでした。たしかにここ半年間、南條さんと彼女のファンにとって辛く暗い真冬のような期間だったと思います。
彼女は膝の故障が表面化してからダンスパフォーマンスの制限を皮切りに、大型ライブを始めNHKへの特番やミュージックステーション……そして大舞台である紅白歌合戦への出場すら諦め、このファイナルライブに向けて調整をしてきました。つまり南條さんは数多のステージよりも、あの紅白よりも、μ'sと我々μ'sファンを優先してくれたのです。
なんとも美しくも気高き選択。いじらしいではありませんか。感動的ではありませんか。ファン冥利に尽きる話ではありませんか。
ですが世間はそんな事情など知る由もなく知る気も知能すらありません。特に紅白への南條さん欠席については―――
「足が痛いくらいで紅白欠席とかナメてんの?」「痛々しいアニメソングユニットのくせに紅白蹴るってプロ意識足りないんじゃない?」「そんなことならμ'sとか紅白に出るなよ」
世間ではそんな心ない野次が散見されておりましたが、敢えて申し上げましょう。
黙れこの愚か者めが!!
でございます。
例えばみんな大好きマッドマックス怒りのデスロード。
物語の最後……ニュークスの決断は衝撃的であり、感動的でしたよね。あれを見てなお―――
「女が好きになったくらいで裏切るとかナメてんの?」「しょーもない女の為にイモータンジョー様を裏切るなんてウォーボーイズ意識足りてないんじゃない?」「そんなことならV8するなよ」
そう言い放てますか?言えないでしょう。
人の心があれば言えるわけがありません。
より大切なものを守るために、涙を呑んでなにかを犠牲にする。それのどこがいけないのですか?いやむしろ良いことでしょうが!
それをこともあろうにキャストに対して罵詈雑言など、片腹痛いわ!!
取り乱してしまいましたが、つまりはこのように悔しい思いを噛み締め、沈黙を守り静かに息を潜め、辛酸を嘗め苦汁を舐め煮え湯を飲まされ続け、南條さんの不在のラブライブを歯を食いしばりながら眺め続けてきたファンにとっては、ナンジョルノこと南條愛乃さんが合流した9人フルメンバーのダンスパフォーマンスは、カラカラに乾いた広い広い荒野の真ん中にぽつんと佇む綺麗な水を満載したウォータンクの如き存在であったことは言うまでもありません。
その気持ち、分かります。痛いほど分かります。分かってしまうからこそ困るのです。
いや……。だって……。もらい泣きしてしまうではないですか。
僕は必死に溢れそうな涙を堪えます。その時点で涙で前が滲んでよく見えませんでした。気を紛らわすようにドームに響き渡る5万人のラブライバー達のコールに負けじと、声を張り上げます。μ'sのメンバーからは絶対に見えないステージの真後ろ席ではありますが、声援なら真っ先に届くからです。
しかし、隣で泣きじゃくるジョルノ推しのラブライバーの独白が、ボディーブロウの如く僕の涙腺を傷めつけてきます。そして……次の『僕らは今のなかで』で、ついにトドメを刺されたのです。
アニメ第一期からラブライブの世界にドハマリした僕にとって『僕今』は、物心ついた幼少期に初めて買い与えられた玩具。思い出深い楽曲でございます。懐かしさ・切なさ・多幸感。そんな気持ちで胸が一杯になった刹那、東京ドームという檜舞台で響き渡る南條さんの元気いっぱいの―――
「これからだよーーー!!」
9人揃ったステージではもはや定番だったこのセリフ。永らくお目見えしてなかっただけに、その嬉しさもひとしおでした。僕は泣きました。
コール以外一言も漏らさず、まさにGently Weeps(静かに泣く)状態でした。滝のように涙が流れ落ち、もうどうすることも出来ません。
男泣き。しかし、それはもう仕方のないことなのかもしれません。だって……これがファイナルですから。
ですがμ'sメンバーの考えは違います。彼女たちは何故か自分たちが泣き出すことに対して、いつも頑ななまでに抵抗するのです。ラブライブ大好きおじさん的にはμ'sの涙は最高のごちそうなんですけどね。なにしろ涙は青春のダイヤモンドですから。
MCが終わると序盤お決まりの楽曲・矢澤にこ役徳井青空ことそらまるセンターの『夏色えがおで1,2,Jump!』何故この楽曲が序盤の定番曲なのか。この疑問に対し、多くのラブライブ専門家が提唱する説のひとつに『そらまるの電池に配慮説』があります。徳井青空ことそらまるは運動神経に欠陥があり、体力的にも恵まれていない為すぐに電池切れを起こして動きが鈍くなるという弱点があります。なので彼女がセンターとして目立つ楽曲は電池切れする前に消化してしまうのが最適と判断されているのではなかろうか?という仮説が多数派を占めています。
ちなみにPVでは僕の大好きなにこまきがセンターで可愛く目立ちまくる楽曲なので、大のお気に入りだったりもします。
ですがここでひとつ残念な出来事が。
ラブライブ公式の告知通り、膝の状態を鑑みてこの曲は南條さんが戦線を離脱。8人のメンバーによる夏色と相成りました。
そして8人バージョンの『Wonderful Rush』夏色からダフラという4thライブを彷彿とさせる会場のボルテージを加速させ離陸に持ち込むに相応しいセトリに、ラブライバーの皆さんは興奮を隠せません。
ドームは白に統一されたラブライブレードで一面見事な白。この段階になると僕にもようやく周囲を見渡す程度の余裕が産まれてきましたが、圧巻の一言に尽きます。5万人分の白がうねり逆巻き、まるで吹き荒れる地吹雪のようです。
よく見ると彼女たちが歌っているステージが先ほどとは違います。序盤から可動式のステージでドームの奥へ奥へとガンガン移動しているのです。
さすがファンサービスの篤いμ's!μ'sとの邂逅を果たしたアリーナ後方・スタンド席のラブライバー達の大歓声が、ビリビリと伝わってきます。
5曲目の奇跡
南條さんも合流してゴンドラに乗り込んだ9人による『友情ノーチェンジ』。ゴンドラはバックステージから3塁側へとゆっくり移動してきます。
そう!
向かってきているのです!
僕達がいるこの、3塁側完全見切れ席のほうへ!
まさに白目が見える距離。戦列歩兵の間合い。そこにゴンドラに乗って降臨なされる音楽を司る9人の女神達。隣のジョルノ推しラブライバーさんは嗚咽混じりに叫んでおります。僕もその狂騒と興奮と混乱の渦中、とにかくμ'sのみんな……とりわけ南條さんに向かってなにかを伝えたたかった。
よく頑張った!素晴らしい!最高だ!けど無理するな!俺が見ているぞ!頑張れ!
テンパった僕がそんな想いを込めて取った行動が―――
こともあろうにV8。
バカ!!!マッドマックスかよ!!!
でも南條さんが俺を見た(気がした)。そして深く頷いてくれた(気がした)。手を振ってくれた(気がした)。英雄の館への門が開かれた(気がした)。
そんな夢のような時間が数十秒間続きました。ゴンドラの終点・出ハケ場所だけあって他の場所より圧倒的に長時間μ'sとの邂逅を果たせていたような気がします。
μ'sのライブに糞席なし。
彼女たちにかかれば、完全見切れ席ですらアリーナ以上の超絶エグゼクティブシートに変貌したのです。
モーターヤッター!!
キンボシ・オオキイ!!
続きます。 -
はじめに
ラブライブ大好きおじさんとして、μ'sFINALの感想を自分なりに綴ってみたところ原稿用紙60枚以上の文章量になってしまいました。
しかも、それを一気に投稿しようとすると忍者ブログが妙な挙動を起こしてバグる始末。
どういうことかな?
僕のラブライブ愛が受け止められないとでもいうのか忍者ブログ。
苦肉の策として原稿用紙60枚分を分割して投稿させて頂きます。
取り留めのない感想文なので、もし連休中暇で暇で死にそうな方はポテチでも齧りながらななめ読みして頂ければ幸いです。
なお、今回の感想文は会場に持ち込んだメモ帳に走り書きしたモノを、僕の記憶と、友人との会話、その他ラブライブ大好きコミュニティの方々の報告・感想などと照らし合わせながら補足・補完したものがベースとなっています。
もしかしたら記憶違い・勘違いがいくつかあるかもしれません。
まぁ多分あります。
もし間違ってても大目に見てあげてくださいお願いします。μ'sの終わりがやってきた
2016年3月31日。そして4月1日。いよいよその日が来てしまった。ラブライブ大好きおじさんである僕にとって、嬉しくもあり悲しくもある日が。はい、ここで「まーたラブライブの話かよ」とか思った人はお帰りくだ―――いえ、帰らないで最後まで読むのです。おそらくこれが、僕が語る最後のラブライブになるのですから。その終末を、あなたにもしかと見届けて欲しいのです。僕が、μ'sの最後を涙を流して見届けたように。思えば去年はとても平和でした。去年の今頃なんてスクフェスやりながら―――「あーん6thライブ楽しみ過ぎりゅうううう! 両日現地参戦したいなー! 出来ればアリーナ席で!」とか生ぬるいことを考えていたような気がします。ですが、そんなぬるま湯めいた楽観的思考はすぐに揺らぎます。6月に公開された劇場版ラブライブ。アニメとしてのμ'sの終焉をほぼ完璧に描いたあの映画を見てしまった時……。あまりにも綺麗過ぎる夢の終わりを目の当たりにした時……。とても嫌なヴィジョンが思い浮かびました。「もしかしたら……次のライブがラストライブだったりするのかな……?」まさか……。いやしかし……。キャストのなかにも故障者が続出している昨今、ライブパフォーマンスへの幕引きも十分に考えられる。特に南條愛乃さんの膝の故障は深刻だ。関節は一度壊すと一生完治不能とまでいわれるほど厄介な部位。激しいダンスパートが多いライブには一定の制限がかかるのもやむなし。ならば、たとえライブが次で最後だとしてもシングル展開のみに活動を絞っていくという選択肢も有り得る。ライブがないのは寂しいけれど、年に一度くらいのペースで細々と新曲が出続けてくれればそれでいいじゃないか。またセンター選挙やってさ。かしこいかわいいえりちのセンター曲とか……。かよちんのセンター曲(失恋ソング)とか……。まだ誰もセンター取れてないリリホワ組のセンター曲とか……。可能性……感じるよね?PVは相変わらずキラキラしててさ。それでドラマCDでは性懲りもなくコントやっててさ。「ははは、またえりちはひとりでツッコミ役かよ」みたいに何年も何年も楽しめれば……それでいいじゃないか。季節が巡りいよいよ冬
おそらくは大陸系のラブライブ大好きハッカーによるハッキングにより、とんでもない情報が流出する。
・μ'sファイナルライブ・ファイナルシングルファイナルライブまでは想定の範囲内でした。しかし、シングルまでファイナルだなんて考慮しとらんよ……。僕の描いていた理想は、線香花火であったことを思い知りました。μ'sの終焉は、そんなチャチなものではなく……世界で一番ド派手な打ち上げ花火だったのです。当然のことですが、チケットの争奪戦は苛烈を極めました。劇場版BD購入者特典の最速先行を外し、HP先行を外し、一般はイープラスのサーバーが落ちてる間に終わり、特別抽選を外し……。天は我を見放したか。半ば諦めかけて応募した特別抽選の機材解放席と完全見切れ席のキャンセル枠を争奪する特別2次抽選で、ようやく座席をゲット。1日目・ステージ真後ろでキャストが全く見えない完全見切れ席の連番。それが、僕に与えられたμ'sに会う為の最後のチケットでした。【 2016年 3月31日 】
神保町で焼き肉食べ放題にてがっつりとリキをつけたラブライブ大好きおじさんは一路、東京ドゥーム目指して進撃を開始した。ちなみにラブライブ大好きおじさんとは、僕が勝手に定義しているラブライブファンの派生です。ラブライバーほど自己主張はしないけどラブライ部員ほど造詣が深いわけではない。ただ単にラブライブが大好きないい歳こいたおじさんです。ラブライブ大好きおじさんチェックシート
□ ラブライブが大好きである。□ おじさんである。□ おじさんはグッズをジャラジャラさせたいわゆるラブライバースタイルではない。□ おじさん特有の慎重さで『輝夜』のコールは間違えない。□ 輝夜のコールを間違えている人が居てもおじさん的達観を発揮して特に咎めない。□ おじさん的静けさを好むので『Snow halation』ではコールしない。□ おじさん的情緒を好むので『Snow halation』でUOを折るタイミングはあくまでもPV準拠。□ おじさんは『Angelic Angel』の要であるえりちの歌が大好きなので歌にモロ被りするKKEコールは許さない。□ 地蔵が近くにいたらさりげなく予備のブレードを貸し出すおじさん的気配りを忘れない。□ おじさんなのですぐ体力が無くなる。5つ以上当てはまれば君も立派なラブライブ大好きおじさんだ!そんなラブライブ大好きおじさんである叶屋旅館は今回連番で座席を確保したので相棒がおります。未だに赤木しげるに憧れている僕の数少ない人間の友達・しげる君です。野郎ふたりのふたり旅。い~~~~~~~~じゃないですか。徒歩でドゥームを目指している途中、これでもかというくらいにすれ違います。ラブライブTシャツ、気合の入ったコスプレをした女子達、缶バッヂラバストぬいぐるみジャラジャラのラブライバー。はっぴ勢、特攻服勢、普通のおじさん、学生、日本語圏じゃない言語を解する東洋人。皆、目指す場所はおなじです。この日のために、全国……全世界からおよそ5万人が東京ドームに集まったのです。そして、1年と2ヶ月あまり待ったFINALライブで獲得した僕の座席はというと……。ステージの真後ろ。完ッ全に見切れ席だわ。写真撮影禁止なので座席から見えた景色をメモ帳にスケッチしたのがこちら。黒い斜線は全部暗幕です。おそらくこの中でスタッフやキャストが待機しており、早着替えとかやっているのでしょう。その向こう側にメインステージがあります。前方のスクリーンにはステージ各所の様子をカメラで撮影した映像が映し出されます。その右手のなんかごちゃごちゃしたのはライト類と巨大スピーカーです。立川の映画館がマッドマックスの上映のために新たに導入したというライブ用のスピーカーと同じ型のやつでしたね。1.3塁側のステージです。μ'sはファンサービスが手厚いことで知られており、大きな箱では遠くの座席のファンにも喜んでもらえるように移動式のステージやゴンドラを駆使するのがデフォルトになっています。今回はこのように各所に散りばめられた衛星ステージを設けることで、すべてのファンに満遍なくアピールしたいというμ's的優しさを感じました。おお! なんて良心的なんだ!このサービス精神の徹底ぶりはファンの間でも有名で「μ'sのライブに糞席なし」とまで言われているのです。2.花道です。ステージからステージへ移動しながら歌えばこの花道も立派なステージに早変わりです。花道沿いのファン大歓喜ですね。3.ステージ裏へ捌ける際に用いられる階段です。ステージから捌けていくメンバーが一望できます。我々完全見切れ勢しか見ることが出来ない特権ですね。4.なんかの機械? 筒? パトランプ?このゴチャゴチャしたところがその後、とんでもないシロモノであることを我々完全見切れ勢は身を持って知ることになるのです。5.謎のスペース僕はこのスペースとその後ろにある暗幕の切れ目。そして花道の横と3塁側スタンド-外野席までの壁の間にある車が軽く通れそうな隙間を見てピンと来ました。これはひょっとしたらゴンドラからの“出ハケ”が見れるのではなかろうか?説明しよう!出ハケとは!!キャストがステージから出たり入ったりすることである!!「完全見切れ? おいおい冗談じゃないぞ。こりゃ下手したらアリーナ席以上の神席に化けるんじゃねぇのか!?」開演前に興奮気味にそう色めき立つ僕でしたが、しげる君を始め周囲のラブライバーさんはおそらく「なに夢見てるんだこのデブは」と思っていたに違いありません。そういう目をしていたッ!!相も変わらずμ'sのライブは熱気が違います。開場前だというのにスノハレでUOを折るわ折るわ。
会場全体が見事な蛍光オレンジです。ちなみにUOとはウルトラオレンジというケミカルライトの一種で、パキッと折ると3分ほど激しいオレンジ色に光り輝くライブグッズです。だいたい1本80円~100円くらいですかね。極まってるラブライバーは一回で4本いっぺんにへし折って光らせて片手持ちするいわゆるバルログスタイルで振り回します。バルログ両手持ちなら8本!彼らはたった3分の閃光のためにラーメン一杯分の金を吹き飛ばしているのです!赤貧の僕には考えられない大盤振る舞いですね。さすがラブライバーは金に糸目を付けません。
しかも驚くなかれ。
これは、開演中の出来事ではございません。
まだライブが始まってもいないのにこの有様なのです。
ライブが始まってしまったら、一体どうなってしまうのか!!!
続きます。 -
善き行い・徳を積み重ねると、時折天から素敵な贈り物を賜ることがあります。これを功徳といいます。
僕も徳を積んだ甲斐あって、中野サンプラザホールのμ'sファンミーティングのチケットを連番で確保することが出来ました。なので今回は5月31日に行われたファンミーティングについて、僕の薄れつつある記憶を頼りに書いていこうかと思います。
今回僕が引き当てたのは14時開演の昼公演。僕の数少ない人間の友達であるしげる君がどうしても築地でお寿司が食べたいと言って聞かないので始発で高崎駅を出発し、他の乗客の目も気にせずに1~2年前に買ってから絶賛放置中だったコンビニムック版釣りキチ三平イトウ編を読破しながら帝都入り。
後にそれが前編後編の二弾編成であることを知り、慌てて後編の在庫をネットで検索するもすでに絶版でガッカリ。アンニュイな気持ちで築地で朝食と相成りました。
その後、神田明神で限定のラバーストラップ欲しさに1時間ほど列に並び、ラバーストラップを購入。
ちなみに僕が買ったのは、にこちゃんと真姫ちゃんと希ちゃん。のぞにこまきの爛れた三角関係を再現! 神田明神の社務所で繰り広げられるのぞにこに真姫ちゃん大嫉妬!9841!!……とかやりたかったわでは決してありません。偶然の一致です。
開演まで時間があるので、格安メガネ店で安物メガネを調達。僕はさほど目が悪いわけではないのですが、それでも0.7-0.5の視界でライブに臨むのは些か無謀。ならばここはガネメの出番です。前情報で僕が引き当てた0列席はかなり前の席らしいですが、ストレイツォ容赦せん!!万全の態勢で望んでこそのラブライ部員である。予定より少し遅れて13時30分頃に会場に到着したのですが、中野サンプラザホールは当日券目当てなのか既に人でごった返しておりました。昨日の段階で機材席が100人分ほど開放されるという情報が流れていたとはいえ、この熱気はなんだ?そんなに集まっても100人分しか当日券は用意されてないんだぞ?額に汗をかきながら会場入りし、自分が座る席の確認をしたところ衝撃の事実が露呈します。席が……こともあろうに最前列ひとつ手前。出発前は「前の席かぁー……太ももがチラリと見える程度だったら嬉しいなー」程度の感覚でしたが、これは下手すると太もも丸見えじゃないですかね……とりあえずセットリストについては他のラブライブ大好きブログを参考にしてください。僕は独自コールとか覚えない勢の上、セトリやコール気にする余裕なんてありませんでした。
というより歌パートはえみつんの眩しい太ももしか覚えてません。だってすぐ目の前に太ももがあるんだもの!2期OP曲の時とかもうホントひどい。左脚から繰り出されるフライング・ニーのようなダイナミックな飛び込みから、さりげなく見える真っ白な太もものせいでライブに全然集中できない!ああッ……くそッ! メガネ調達しておいて本当に良かった……本当に良かった!!! 太ももがくっきり見えるゥ!!!!!
トークコーナーはえみつんのドジエピソード・えみつんはなにもないところでよくコケる。そのリアクションが穂乃果ちゃんそのもの・今回も始まる前に舞台袖で例の掛け声やる時にえみつんだけ衣装が引っかかって変なポーズになった・楽屋やスタジオに転がってる落し物は大抵えみつんなどが次々と暴露されるわ、「他のユニットやメンバーの楽曲で歌ってみたい曲は?」みたいな質問で三森殿が「にこぷりが歌いたい」と言ってにこぷり女子道を歌い出すわ、ジョルノ版ことりちゃん(「あなたをおやつにしたい…」とか言い出すサークラことりちゃん)が披露されるわ、シカコ版ことりちゃん(「欲しいものはチーズケーkホノケチュン」とか言い出すほのキチことりちゃん)が披露されるわ、三森版ことりちゃん(牛肉を要求してくることりちゃん)が披露されるわ、えみつんの衣装が破壊されるわついでにシカコの衣装も破壊されるわ、どこまで打ち合わせ通りなのかよく分からないひどい(褒め言葉)コントでした。
そんな夢のような時間を堪能し、現実世界へと放出された後は粛々とおしゃれなお店でおしゃれなキャンディーをお土産用に購入してから中野駅から電車で御徒町へ……途中、中野駅前の今川焼き屋さんでラブライバーの皆さんによる殺人的な行列を目の当たりにしますが僕、意外にもこれをスルー。
実はこの今川焼きのお店、先ほどのライブで三森殿がオススメしていたお店だったのですがこの状況で並んでいたら18時22分上野発の快速に間に合わないと判断したのです。それに当初から御徒町にあるお芋スイーツのお店にしげる君が是が非でも寄りたいと懇願していましたしね……今川焼き食べたかった……。
ですがそのおいも屋さんは失敗でした。確かに大学いも100g220円はすごく美味しかったです。美味しかったですけど予想以上に腹に溜まってしまい、その後アメ横で売ってるひんやりフルーツとかケバブとか焼き牡蠣とか全然食べられなくなってしまいました。
あぁ……食べたかったな……アメ横B級グルメ……今川焼きも……。
次のライブも絶対に引き当て、是非ともリベンジしたいと思います。またえみつんの太もも見たいし!
太もも見たいし!!! -
屈辱のLV参戦より帰還したのが夜中の1時。腰の痛みと軽い微熱を抗生物質で誤魔化し、温泉に使って右腕を念入りにマッサージして2日目に備えます。割と軽視されることですが、お風呂に入ってマッサージしてから寝ると疲労が劇的に軽減するのです。特に僕らの四万温泉はその効能が抜群!伊勢崎からわざわざ数百キロの道のりを経て帰還する価値は十分にあります。起床は朝7時。もっと寝る予定だったのですがいつもの癖で早めに起きてしまいました。車で会場まで行くのは迷惑行為も甚だしいので中之条駅から鈍行電車で2時間かけてさいたま新都心へ。SSAに到着したのは12時半頃。早速物販ブースへ並びます。ここに来て僕はある失敗に気付きます。周囲の人達が皆ラブライブ仕様の出で立ちなのです。ライブTシャツ、缶バッジ、ストラップ、もこもこパーカー……目を疑うような格好でもここでは正装なのです。一方僕は雪かきや作業用にと買った防寒ズボンと学生時代のバイト先で誂えた某着ぐるみ事務所のスタッフジャージに防寒コート、そして穴あきの軍手。一言で例えるなら「パチンコで負けてきた人」のような格好。もう少し痛々しい格好をしてくるべきでした。まぁこれも逆の意味で痛々しいですが。さて、ここで物販について説明をしておきます。とは言っても僕も物販はあまり詳しくありません。端的に言えば、ライブ限定のグッズを販売しているというモノです。去年はけやきのLV会場で、μ’sメンバーの超良質作画で写ってるパンフレットのみ購入しておりました。ですが今年のLV会場物販は殺人的な競争率なのか、昼にはほとんどの商品が完売するという有り様……僕が昨日お世話になったMOVIX伊勢崎でもラブライブグッズはすっかり買い尽くされていました。だからLVチケットしか購入出来なった戦友・しげる君の分まで、僕がグッズを買わねばならないのです。そんな僕が購入したグッズは、・ もこもこパーカー(6thシングルのPVでにこちゃんが着てたやつ)・ ラブライブレード×2(転売すると3倍くらいの値段で売れるらしい。一本はしげる君用)・ パンフレット(今回のパンフはちょっと厚い。ラブライ分が枯渇して死にそうになってから読むんじゃ……ぐふふ)・ ブレードホルダー(前からこれが欲しかったのよ)・ リストバンド(しげる君に頼まれたやつです)……さて、これらを購入して驚愕の事実が発覚。この物販会場、袋とかに入れて渡してくれないらしいゾ!まずい。今回僕は帝国軽装歩兵よろしくかなり身軽な装備で来ている。バッグに至ってはペットボトルが2本入る程度の省スペース仕様。こんなかさばるもこもこパーカーなんて入るわけがない。パンフも絶対入らない。クソッ! なんてこった!僕がこんなに困っているというのに、会場周辺では地元の一般人DQNがおならのような臭い音を出す車で暴走している。いい御身分だな。うらやましいよ、暇そうで。このトラブルをバスターしてくれたのは、とっさに駆け込んだデイリーヤマザキのコンビニバイト君でした。彼は紙袋のようなものを求めて入店した僕に、快く郵送用の紙袋を無償提供してくれたのです。
流石は天下のヤマパン様……これは……ありがたい……今日はヤマパンで昼食にしよう……ヤマパンでがっつりエネルギーも補給したところで再びSSA会場へ赴きます。会場限定ガチャは1回500円なのでスルー。ぶっちゃけもう予算オーバーなのだ……開場は2時なのでそれまで地蔵になってエネルギーを節約。しげる君からの言伝で「入場に本人確認があるかどうかだけ見といてくれ」という胡散臭い指令を賜ったので入場中にそこはかとなくチェキする。席はアリーナ200レベル206入り口付近の後列。メンバーのパフォーマンスをナナメ左から見下ろす形です。200レベルのなかでもまだマシな席らしいですが、それでもμ’sが豆粒サイズにしか見えません。ここで双眼鏡を取り出すも、ライブが始まるとこれが全く役に立たなくなります。何故ならライブ中に双眼鏡なんか使う暇など無いからです。そしてもうひとつ困ったことに、開場前から既に猿になり始めてる観客が「COLORFUL VOICE」の色変更を結構真面目にやっているという事実。僕も慌てて手持ちのキンブレの色設定をカラボ仕様に設定し直しました。16時過ぎ。定刻より少し押したところで会場が暗転。いよいよ待ちに待った、1年間待った僕達のライブが始まります。一発目は「それは僕達の奇跡」映画館でスクリーン越しに観るのとは比べ物になりません。火薬のギミックは迫力満点。豆粒サイズでひらひらと踊るμ’sのメンバーまるでフェアリー。席の優劣なんてもう関係ない。この会場にいるだけで幸せだということに、僕は今更ながら気が付きました。会場のボルテージは一瞬にして最高潮に達します。声援はまるで津波のようで、3万あまりの人が振る9色サイリウムが波打つ様は圧巻です。間髪入れずに始まったのは「僕らのLIVE君とのLIFE」リリース時は数百枚しか売れなかった1stシングル。それが今ではこんなに大勢の人々に愛される曲になった。形容し難いμ’sメンバーの色々な気持ちが歌声に込められているような気がして、目頭が一気に加熱します。お約束のMCもスクリーン越しのLVとはまるで違います。色の変更が楽しい!こんなに充実した機械いじりは僕の人生初だと思います。MC後にぶち込まれたのは「夏色えがおで1,2,Jump!」1日目で来なかった夏色がここで来たかぁ~~~~~……にこちゃん(と、真姫ちゃん)センター楽曲ってこともあって僕の大好きな楽曲。それを生で聴けている。ああっちくしょう涙が出そうだ……
しかも今回はそらまるのソロも素晴らしい。きっとめっちゃリハーサル頑張ったんだな……って思わず感情移入しそうになります。「ユメノトビラ」の妖精的かつポルノな装いで花のように舞う姿はまさにフェアリーダンス。個人的には楽曲パートよりMCのほうが衝撃的でした。アニメ2期2話で物議を醸したにこまき焼き芋withハブられーチカをジョルノが取り上げて「ふたりで焼き芋食べてなかった!? 私の分は!?」と、えりちの気持ちを代弁しておりました。まさかライブでハブられーチカが見れるなんて思いませんでした。「タカラモノズ」「Shangri-La Shower」はトロッコに乗って歌っておりますが、ここで僕はトロッコの素晴らしさに気付きます。トロッコで移動しながら歌ってくれるのでメンバーがより近くで見れる!これはたまらん!そして会場まで足を運ぶラブライブ大好き人間だけあって「ウォウオ!」もしっかり出ている。もうこれだけで感動です。やっぱり楽曲把握なんて基本だよね!1日目がユニット楽曲だったので2日目はBD楽曲。そのなかでも印象深かったのが「ずるいよMagnetic today」「もしもからきっと」「好きですが好きですか?」マグネティックは言わずもがなのにこまき楽曲。トロッコ+待望のにこまき楽曲を目の当たりにしてラブライブモンキーと化した獣共の奇声が、雷鳴のように轟きます。
もちろん僕もそのなかの一匹です。ダンスが苦手なそらまるが、ちゃんぱいに負けないように頑張って踊ってるところにほっこりしました。逆に希ちゃんのソロ楽曲「もしかしたらきっと」は、会場全体で誰も一言も発さずにお行儀良く聞き入っているところに、軍隊さながらに訓練されてる感が伝わってきました。あとくっすんの歌唱力がかなり向上しているような気がしました。電子ドラッグ楽曲の「好きですが好きですか?」はサービス精神旺盛にまたもやトロッコ、そして制服エプロン姿というなんともけしからん衣装。しかし小道具のお鍋やらなにやらがトロッコの振動でガタガタ揺れておりとてもヒヤヒヤしました。なんかフライパンが地面に落下したような気もしますが、きっと見間違いでしょう。「ススメ→トゥモロウ」は説明不要のアニメ1期第1話の曲です。アニメからラブライブに入った方々には刺さる曲です。当時は僕もご多分に漏れず「こんなイロモノ企画が当たるかよ」とか思ってました。アニメ本編を見るまでは。まさかここでスモロウをぶつけてくるとは思いませんでした。来ないと思ってたから本当に不意討ちを喰らいました。またもや泣きそうになりました。1日目と同じように「Love wing bell」→「Dancing stars on me!」の流れ。やはりくっすんのダンスは素晴らしい。ダンスタの間奏でクルクル回転する姿に、1日目同様モンキーと化して叫んでしまいます。そして1日目とは違うサプライズ到来。2/1はくっすんの誕生日ということで曲が終わった直後、くっすんの背後にバースデーケーキが出現。豆粒サイズでしか見えなかったですが、くっすんがすごい動揺しておりました。本人は思いつきで行動したり打ち合わせにないことして困らせるの大好きないたずら妖精なのに、自分が突発的なことやサプライズ受ける時は弱体化しちゃう人なんだなってのがよく伝わってきました。思い起こせば2日目の挨拶MCの時点でなんかそわそわしてたもんねくっすん。実は僕、ラブライブを知り始めた頃は「この楠田って人、興味が無い話だとあからさまにテンション下がってるなぁ」「精神年齢低そうだな」って第一印象であんまり良く思ってなかったんですよね。でも今回のライブでもう大好きになりました。そしてお誕生日ケーキは希ちゃんの使い魔に扮した通称つかいまるが「お片付けするにこ~」さすがそらまるあざとい。我らラブライブモンキー達によるサイリウムキャンドル芸も、くっすんの誕生日に花を添えることが出来てとても良かったです。最後のBD楽曲は「そして最後のページには」いい曲なのに「最後」とか言われちゃうと「あぁー……こういう楽曲出してくるってことはもうラブライブの企画はおしまいになっちゃうのかな……」という寂しい気持ちが沸き起こり、またもや涙がこみ上げてきます。終わらないでくれ……頼む。俺はまだこの夢が……見たいんだ。そして1日目同様「Snow halation」ラブライブ大好き人間が口を揃えて「スノハレだけはガチ」の言葉は、ライブ会場に行かなければ伝わらないと思います。なので僕はあえてライブ会場で観たスノハレについて語りません。なにを言っても安っぽくなってしまいそうですから。僕が唯一言えることは「スノハレだけはガチ」「スノハレ」→「ダフラ」→「ノーブラ」→「キラセン」と1日目と同じ流れの後、恒例のアンコール。会場のアンコールは凄まじいです。微妙にテンポが早いのが気になりましたが。アンコール明け1発目は「僕らは今のなかで」衣装も僕今仕様。スカート丈が……短い!!!「キラセン」→アンコール→「僕今」とアニメ2期のラブライブ決勝と同じ演出をしてるところが憎いです。しかし残念だったな。まだ僕は泣いてません。もう少し我慢すれば僕の勝ちです。メンバーもサイリウムを振るという演出と歌詞で泣かせに来た「SENTIMENTAL StepS」もなんとか耐えました。ラブライブになんか絶対に負けない!!まさかのダブルアンコールを経て、1日目同様の「ハピメ」→「ラブピ」→「GOGO」の流れ。メンバーは衣装ではなくライブTシャツというラフな装いなのがGOODでした。そして最後のMC。メンバーが揃って感謝の言葉を述べるなかで異彩を放っていたのがちゃんぱい。なんでこのセレブはいちいち他のメンバーの身体にぺたぺた触るのかな? レズなのかな?1日目同様に劇場版ラブライブの告知が入っておしまい。はぁー……去年だったらここで次回ライブの告知が来てたんだよなー……それが無いってことは、もうラブライブってコンテンツは劇場版で終わりなんだな。結局、会場に来て一滴も涙を流さなかった。つまり僕はラブライブというコンテンツに、勝ったのです。そして夢の時間が終わる……そう思うと、とても寂しくなってきました。勝ち……勝ちって、なんだ?そんな自問自答を数分ほどしていた矢先、突如会場が暗転。直後、スクリーンに映し出されたのは……次冬6thライブ開催決定の文字。夢はまだ終わらない。その時会場でモンキー化したラブライブ大好き軍団が「フォーーーー!!」やら「イエーーーーイ!!」だのと叫んでるなか、僕もまた叫びました。おそらくこんな言葉を叫んだのは会場、LVどこを探しても僕だけだったと思います。「勝ったぞぉおおおおおおおおおーーーーーーッ!!!!!」(泣きながら)その後はもうよく覚えてません。涙を拭いながらにじんだ視界で「愛してるばんざーい!」して「どんなときもずっと」。最後の挨拶でメンバーも涙をこらえているのが印象的でした。夢と熱気溢れる会場から、つまらない現実世界へと吐き出される。あそこでは猿のように興奮していた連中が、死んだ魚のような目で駅で列をなしている。僕も同じだ。麻薬が切れたジャンキーのようなひどい顔をしている。僕達はまた1年ほど待たされるのです。あの夢のような時間は、また1年経たないと味わえない。1年待たないとμ’sには会えない。……いや違う。たった1年待てばまた味わえる、また会えるじゃないか。それまで存分に鋭気を養おうじゃないか。願わくば、年末年始だけはホント勘弁してください。なお、大混雑した駅前を抜けるのに難儀したせいで僕は終電を逃し、ストレスでハゲが加速しました。