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四万温泉叶屋旅館 オフィシャル裏blog

※このブログは叶屋旅館とは一切関係ありませんアルよ。

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ラブライブ! 5thライブ  μ’s Go→Go! LoveLive!2015 ~Dream Sensation!~ のお話(2日目)

 屈辱のLV参戦より帰還したのが夜中の1時。
腰の痛みと軽い微熱を抗生物質で誤魔化し、温泉に使って右腕を念入りにマッサージして2日目に備えます。
 割と軽視されることですが、お風呂に入ってマッサージしてから寝ると疲労が劇的に軽減するのです。
 特に僕らの四万温泉はその効能が抜群!
 伊勢崎からわざわざ数百キロの道のりを経て帰還する価値は十分にあります。
 
 起床は朝7時。
 もっと寝る予定だったのですがいつもの癖で早めに起きてしまいました。
 車で会場まで行くのは迷惑行為も甚だしいので中之条駅から鈍行電車で2時間かけてさいたま新都心へ。
 
 SSAに到着したのは12時半頃。早速物販ブースへ並びます。
 ここに来て僕はある失敗に気付きます。
 周囲の人達が皆ラブライブ仕様の出で立ちなのです。
 ライブTシャツ、缶バッジ、ストラップ、もこもこパーカー……目を疑うような格好でもここでは正装なのです。
 一方僕は雪かきや作業用にと買った防寒ズボンと学生時代のバイト先で誂えた某着ぐるみ事務所のスタッフジャージに防寒コート、そして穴あきの軍手。
 一言で例えるなら「パチンコで負けてきた人」のような格好。
 もう少し痛々しい格好をしてくるべきでした。まぁこれも逆の意味で痛々しいですが。
 
 さて、ここで物販について説明をしておきます。
 とは言っても僕も物販はあまり詳しくありません。
 端的に言えば、ライブ限定のグッズを販売しているというモノです。
 去年はけやきのLV会場で、μ’sメンバーの超良質作画で写ってるパンフレットのみ購入しておりました。
 ですが今年のLV会場物販は殺人的な競争率なのか、昼にはほとんどの商品が完売するという有り様……
 僕が昨日お世話になったMOVIX伊勢崎でもラブライブグッズはすっかり買い尽くされていました。
 だからLVチケットしか購入出来なった戦友・しげる君の分まで、僕がグッズを買わねばならないのです。
 
 そんな僕が購入したグッズは、
     もこもこパーカー(6thシングルのPVでにこちゃんが着てたやつ)
     ラブライブレード×2(転売すると3倍くらいの値段で売れるらしい。一本はしげる君用)
     パンフレット(今回のパンフはちょっと厚い。ラブライ分が枯渇して死にそうになってから読むんじゃ……ぐふふ)
     ブレードホルダー(前からこれが欲しかったのよ)
     リストバンド(しげる君に頼まれたやつです)
 
 ……さて、これらを購入して驚愕の事実が発覚。
 この物販会場、袋とかに入れて渡してくれないらしいゾ!
 まずい。
 今回僕は帝国軽装歩兵よろしくかなり身軽な装備で来ている。
 バッグに至ってはペットボトルが2本入る程度の省スペース仕様。
 こんなかさばるもこもこパーカーなんて入るわけがない。
 パンフも絶対入らない。
 クソッ! なんてこった!
 僕がこんなに困っているというのに、会場周辺では地元の一般人DQNがおならのような臭い音を出す車で暴走している。
 いい御身分だな。うらやましいよ、暇そうで。
 
 このトラブルをバスターしてくれたのは、とっさに駆け込んだデイリーヤマザキのコンビニバイト君でした。
 彼は紙袋のようなものを求めて入店した僕に、快く郵送用の紙袋を無償提供してくれたのです。
 流石は天下のヤマパン様……
 これは……ありがたい……
 今日はヤマパンで昼食にしよう……
 
 ヤマパンでがっつりエネルギーも補給したところで再びSSA会場へ赴きます。
 会場限定ガチャは1500円なのでスルー。ぶっちゃけもう予算オーバーなのだ……
 開場は2時なのでそれまで地蔵になってエネルギーを節約。
 しげる君からの言伝で「入場に本人確認があるかどうかだけ見といてくれ」という胡散臭い指令を賜ったので入場中にそこはかとなくチェキする。
 
 席はアリーナ200レベル206入り口付近の後列。
 メンバーのパフォーマンスをナナメ左から見下ろす形です。
 200レベルのなかでもまだマシな席らしいですが、それでもμ’sが豆粒サイズにしか見えません。
 ここで双眼鏡を取り出すも、ライブが始まるとこれが全く役に立たなくなります。
 何故ならライブ中に双眼鏡なんか使う暇など無いからです。
 
 そしてもうひとつ困ったことに、開場前から既に猿になり始めてる観客が「COLORFUL VOICE」の色変更を結構真面目にやっているという事実。
 僕も慌てて手持ちのキンブレの色設定をカラボ仕様に設定し直しました。
 
 16時過ぎ。定刻より少し押したところで会場が暗転。
 いよいよ待ちに待った、1年間待った僕達のライブが始まります。
 
 一発目は「それは僕達の奇跡」
 映画館でスクリーン越しに観るのとは比べ物になりません。
 火薬のギミックは迫力満点。豆粒サイズでひらひらと踊るμ’sのメンバーまるでフェアリー。
 席の優劣なんてもう関係ない。
 この会場にいるだけで幸せだということに、僕は今更ながら気が付きました。
 会場のボルテージは一瞬にして最高潮に達します。
 声援はまるで津波のようで、3万あまりの人が振る9色サイリウムが波打つ様は圧巻です。
 
 間髪入れずに始まったのは「僕らのLIVE君とのLIFE
 リリース時は数百枚しか売れなかった1stシングル。
 それが今ではこんなに大勢の人々に愛される曲になった。
 形容し難いμ’sメンバーの色々な気持ちが歌声に込められているような気がして、目頭が一気に加熱します。
 
 お約束のMCもスクリーン越しのLVとはまるで違います。
 色の変更が楽しい!
 こんなに充実した機械いじりは僕の人生初だと思います。
 
 MC後にぶち込まれたのは「夏色えがおで1,2,Jump!
 1日目で来なかった夏色がここで来たかぁ~~~~~……
 にこちゃん(と、真姫ちゃん)センター楽曲ってこともあって僕の大好きな楽曲。
 それを生で聴けている。
 ああっちくしょう涙が出そうだ……
 しかも今回はそらまるのソロも素晴らしい。
 きっとめっちゃリハーサル頑張ったんだな……って思わず感情移入しそうになります。
 
 「ユメノトビラ」の妖精的かつポルノな装いで花のように舞う姿はまさにフェアリーダンス。
 個人的には楽曲パートよりMCのほうが衝撃的でした。
 アニメ22話で物議を醸したにこまき焼き芋withハブられーチカをジョルノが取り上げて
「ふたりで焼き芋食べてなかった!? 私の分は!?」
 と、えりちの気持ちを代弁しておりました。
 まさかライブでハブられーチカが見れるなんて思いませんでした。
 
 
 「タカラモノズ」「Shangri-La Shower」はトロッコに乗って歌っておりますが、ここで僕はトロッコの素晴らしさに気付きます。
 トロッコで移動しながら歌ってくれるのでメンバーがより近くで見れる!
 これはたまらん!
 そして会場まで足を運ぶラブライブ大好き人間だけあって「ウォウオ!」もしっかり出ている。
 もうこれだけで感動です。やっぱり楽曲把握なんて基本だよね!
 
 1日目がユニット楽曲だったので2日目はBD楽曲。
 そのなかでも印象深かったのが「ずるいよMagnetic today」「もしもからきっと」「好きですが好きですか?」
 マグネティックは言わずもがなのにこまき楽曲。
 トロッコ+待望のにこまき楽曲を目の当たりにしてラブライブモンキーと化した獣共の奇声が、雷鳴のように轟きます。
 もちろん僕もそのなかの一匹です。
 ダンスが苦手なそらまるが、ちゃんぱいに負けないように頑張って踊ってるところにほっこりしました。
 逆に希ちゃんのソロ楽曲「もしかしたらきっと」は、会場全体で誰も一言も発さずにお行儀良く聞き入っているところに、軍隊さながらに訓練されてる感が伝わってきました。
 あとくっすんの歌唱力がかなり向上しているような気がしました。
 電子ドラッグ楽曲の「好きですが好きですか?」はサービス精神旺盛にまたもやトロッコ、そして制服エプロン姿というなんともけしからん衣装。
 しかし小道具のお鍋やらなにやらがトロッコの振動でガタガタ揺れておりとてもヒヤヒヤしました。
 なんかフライパンが地面に落下したような気もしますが、きっと見間違いでしょう。
 
 「ススメトゥモロウ」は説明不要のアニメ1期第1話の曲です。
 アニメからラブライブに入った方々には刺さる曲です。
 当時は僕もご多分に漏れず「こんなイロモノ企画が当たるかよ」とか思ってました。アニメ本編を見るまでは。
 まさかここでスモロウをぶつけてくるとは思いませんでした。来ないと思ってたから本当に不意討ちを喰らいました。
 またもや泣きそうになりました。
 
1日目と同じように「Love wing bell」→「Dancing stars on me!」の流れ。
 やはりくっすんのダンスは素晴らしい。
 ダンスタの間奏でクルクル回転する姿に、1日目同様モンキーと化して叫んでしまいます。
 そして1日目とは違うサプライズ到来。
 2/1はくっすんの誕生日ということで曲が終わった直後、くっすんの背後にバースデーケーキが出現。
 豆粒サイズでしか見えなかったですが、くっすんがすごい動揺しておりました。
 本人は思いつきで行動したり打ち合わせにないことして困らせるの大好きないたずら妖精なのに、自分が突発的なことやサプライズ受ける時は弱体化しちゃう人なんだなってのがよく伝わってきました。
 思い起こせば2日目の挨拶MCの時点でなんかそわそわしてたもんねくっすん。
 実は僕、ラブライブを知り始めた頃は「この楠田って人、興味が無い話だとあからさまにテンション下がってるなぁ」「精神年齢低そうだな」って第一印象であんまり良く思ってなかったんですよね。
 でも今回のライブでもう大好きになりました
そしてお誕生日ケーキは希ちゃんの使い魔に扮した通称つかいまるが「お片付けするにこ~」
 さすがそらまるあざとい。 
 我らラブライブモンキー達によるサイリウムキャンドル芸も、くっすんの誕生日に花を添えることが出来てとても良かったです。
 
 最後のBD楽曲は「そして最後のページには」
 いい曲なのに「最後」とか言われちゃうと「あぁー……こういう楽曲出してくるってことはもうラブライブの企画はおしまいになっちゃうのかな……」
 という寂しい気持ちが沸き起こり、またもや涙がこみ上げてきます。
 終わらないでくれ……頼む。
 俺はまだこの夢が……見たいんだ。
 
 そして1日目同様「Snow halation
 ラブライブ大好き人間が口を揃えて「スノハレだけはガチ」の言葉は、ライブ会場に行かなければ伝わらないと思います。
 なので僕はあえてライブ会場で観たスノハレについて語りません。なにを言っても安っぽくなってしまいそうですから。
 僕が唯一言えることは「スノハレだけはガチ」
 
 「スノハレ」→「ダフラ」→「ノーブラ」→「キラセン」と1日目と同じ流れの後、恒例のアンコール。
 会場のアンコールは凄まじいです。
 微妙にテンポが早いのが気になりましたが。
 
 アンコール明け1発目は「僕らは今のなかで」
 衣装も僕今仕様。スカート丈が……短い!!!
 「キラセン」→アンコール→「僕今」とアニメ2期のラブライブ決勝と同じ演出をしてるところが憎いです。
 しかし残念だったな。まだ僕は泣いてません。
 もう少し我慢すれば僕の勝ちです。メンバーもサイリウムを振るという演出と歌詞で泣かせに来た「SENTIMENTAL StepS」もなんとか耐えました。
 ラブライブになんか絶対に負けない!!
 
 まさかのダブルアンコールを経て、1日目同様の「ハピメ」→「ラブピ」→「GOGO」の流れ。
 メンバーは衣装ではなくライブTシャツというラフな装いなのがGOODでした。
 そして最後のMC。メンバーが揃って感謝の言葉を述べるなかで異彩を放っていたのがちゃんぱい。
 なんでこのセレブはいちいち他のメンバーの身体にぺたぺた触るのかな? レズなのかな?
 1日目同様に劇場版ラブライブの告知が入っておしまい。
 はぁー……去年だったらここで次回ライブの告知が来てたんだよなー……
 それが無いってことは、もうラブライブってコンテンツは劇場版で終わりなんだな。
 結局、会場に来て一滴も涙を流さなかった。
 つまり僕はラブライブというコンテンツに、勝ったのです。
 そして夢の時間が終わる……そう思うと、とても寂しくなってきました。
勝ち……勝ちって、なんだ?
 そんな自問自答を数分ほどしていた矢先、突如会場が暗転。
 直後、スクリーンに映し出されたのは……次冬6thライブ開催決定の文字。
 
 夢はまだ終わらない。
 その時会場でモンキー化したラブライブ大好き軍団が「フォーーーー!!」やら「イエーーーーイ!!」だのと叫んでるなか、僕もまた叫びました。
 おそらくこんな言葉を叫んだのは会場、LVどこを探しても僕だけだったと思います。
 
 
 
「勝ったぞぉおおおおおおおおおーーーーーーッ!!!!!」(泣きながら)
 
 
 
 その後はもうよく覚えてません。
 涙を拭いながらにじんだ視界で「愛してるばんざーい!」して「どんなときもずっと」。
 最後の挨拶でメンバーも涙をこらえているのが印象的でした。
 
 夢と熱気溢れる会場から、つまらない現実世界へと吐き出される。
 あそこでは猿のように興奮していた連中が、死んだ魚のような目で駅で列をなしている。
 僕も同じだ。
 麻薬が切れたジャンキーのようなひどい顔をしている。
 僕達はまた1年ほど待たされるのです。
 
 あの夢のような時間は、また1年経たないと味わえない。
 1年待たないとμ’sには会えない。
 
 ……いや違う。
 たった1年待てばまた味わえる、また会えるじゃないか。
 それまで存分に鋭気を養おうじゃないか。
 願わくば、年末年始だけはホント勘弁してください。
 
 なお、大混雑した駅前を抜けるのに難儀したせいで僕は終電を逃し、ストレスでハゲが加速しました。
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