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四万温泉叶屋旅館 オフィシャル裏blog

※このブログは叶屋旅館とは一切関係ありませんアルよ。

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『Doki Doki Literature Club!』をプレイしたお話


 海外ではカルト的な人気を誇る奇抜なギャルゲー『Doki Doki Literature Club!』(略してDDLC)。
 日本のサブカル文化へのリスペクトを感じる"海外産”のギャルゲーだ。
 海外産なので全編英語表記ではありますが、日本語化パッチもあるのでご安心ください。

 さて、このDDLCはリリースから半年以上経過しているのですが、何故今話題になっているのでしょうか。
 理由のひとつとして、イギリスで起こった15歳少年の自殺があります。
 自殺した少年が、このDDLCをプレイしていたと地元警察が発表したことにより「このゲームに感化されて自殺したのか?」という憶測が飛び交いました。
 実は僕もこの件で初めてDDLCを知るにあたり、本当にこのゲームが自殺の原因足り得るのか、実際にプレイしてみることにしました。



 ゲームの導入はGoogle先生のほうが詳しいので割愛しますが、公式からDL→日本語化パッチをDL→日本語化パッチをDDLCのgameフォルダにコピペって感じです。



 起動後すぐに「やべーやつだから子供や心臓が弱い奴はプレイすんなよ!」という警告があります。
 単なる虚仮威しですね。







 ゲームの内容は美少女揃いの文芸部に入部し、女の子達と仲良くなってストーリーを進めていくといった感じです。
 単語を選んで詩を紡いでいき、好きな女の子と詩を交換し合うシステムが印象的です。
 ストーリー分岐的なものは基本ありません。
 ほぼ一本道でサクサク進みます。
 ギャルゲーと言うより20年くらい前のビジュアルノベルといった感じかもしれません。



■DDLCの登場人物

 

サヨリ

 幼馴染キャラです。
 元気なずぼらなムードメーカーという印象は一周目で脆くも崩れ去ります。
 恐らく製作者の実体験が最も反映されているキャラなんじゃないかなと思います。





ナツキ

 ツンデレキャラです。
 海外では漫画好きは迫害対象なのでしょうか?
「文芸部が唯一安心できる居場所」という一言が重いです。






ユリ

 いいねぇ……僕のイチオシです。
 水を汲みに行って帰ってこないだけでドキドキします。
 個人的には後半に見れるあの一枚絵の美しさが群を抜いていました。





モニカ

 文芸部部長。
 日本でも海外でもかなり人気らしいですが、個人的にはその身勝手さが気になってあまり好きにはなれませんでした。
 序盤中盤は攻略対象にすら入っていませんが、安心してください。ちゃんとモニカとも付き合えます。



■結局、どうだったのよ?

 一言で言えばこのゲームは……ホラーです。



 徐々に壊れていく文芸部の皆さんをお楽しみください。


 
 こえーよ!!
 なんだよこれ!!
 ふざけんなよ!!
 ヘッドホン付けてやってたら確実にチビってたわ!!
 あーーーもう二度とやんねーかんな!!!!



 驚きや興奮、衝撃や喪失感は確かにあるかもしれません。
 ですが、自殺を助長するほどのものでは無いなーって感じですね。
 海外では普通に話題作なのでサブカル好きな若者ならプレイしていてもなんら不思議ではない作品ですし、自殺した少年がプレイしていたのも偶然ではないでしょうか?



 気になる方はネタバレを喰らわないうちにプレイすることをオススメ致します。
 詰まったらGoogle先生が攻略法を教えてくれます。


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水位が下がった冬の四万湖を散策してから紅茶を飲んだお話

もし、近所のダムや池の水が少なくなった時、皆さんはどう思いますか?

「なんで水が少ないんだろう…」

 違う!
 確かに疑問に思いますけど、そんなこと知っても全然ハチャメチャが押し寄せて来ません!

「見に行きたい」

 結構いい線行ってます!
 確かに物見遊山するにはこのタイミングしかありませんよね!
 普段湖底にあるモノが白日の下に晒されているわけですから、見に行きたくなるのは道理!
 でもまだ甘い! もうひと押し欲しい!

「冬の渇水ダム湖を見に行って、そこで優雅なティータイムを満喫したい」

 More than bestな回答ですね。
 普段見ることが出来ないダム湖の底を散策しつつ、吹きさらしの寒空で暖かいお茶を飲む!
 極上めちゃモテムーブとしか言いようがありません。



 こんな酔狂な動機に賛同し、僕のもとに集ったZ戦士の数……なんと!!




































 1名!!!!





 四万温泉で3本の指に入る四万湖フリーク・中世館若旦那の中路君が「我こそは!」と立ち上がってくれました!


 ありがとう!!
 本当にありがとう!!!

 ぶっちゃけこんな奇行ひとりじゃ絶対出来なかったよ!!



 というわけで実現した中路君と征く冬の四万湖散歩ツアーwith僕。

 まずはティータイム用の水からこだわっていきましょう。





 四万温泉のみんなは知ってるね?
 なので説明は不要!
 銀と等しい価値の泉なのでその名が付いた銀泉から天然水を汲み、いざ四万湖へ!!






 渇水の合流。
 ルアー釣りから吸い込みまで幅広く人気を集めるポイントですね。
 湖底はフカフカで石も少なめなので根掛かりは少なそうですが、それでも鯉釣り用の仕掛けをふたつほど回収しました。





 コンクリートブロック付近。
 ここは急激なかけあがりで足場もいいので釣りやすいのかな? と思いきやかけあがり付近は大きな石が多くて根掛かり多発地点なんですよね。
 この地点でスプーン1点を回収。



 塗装がかなり傷んでいますね。
 中路君が持ち帰って改修するそうです。



 こちらはコンクリートブロックに置き去りにされていたラバージグです。
 まだ新品で状態もいいですね。ラッキー!



 流れ出し!
 いつもはここから水がジャバジャバ流れ出してルアー釣りには最高なんですが、現在はご覧の通りです。
 中路君は今シーズンここでロストしたルアーを捜索していましたが、残念ながら発見には至りませんでした。
 ちなみに僕も以前ここでラパラのCD5をロストしています。
 ぐぬぬ……!!







 いい感じに寒くなってきたところでお茶会の時間なのだわ。

 四万温泉アウトドア四天王のひとりである中路君持参の携帯ガスコンロで銀泉から汲んだ天然水を沸騰させます。
 沸騰させ……。
 ……。
 ……。

 風の強さとボンベが冷えていたこともあり、火力が安定しなかったもののなんとかカップ麺2個分と紅茶2杯分のお湯が沸きました。

 お茶はずーっと昔に横浜旅行に行った際に購入した謎の茶葉。

中路「俺、コーヒーの心得はあるけど紅茶は専門外で……」
ぼく「うん。俺はコーヒーどころか紅茶もよく分かんない」
中路「えっ」
ぼく「……とりあえず淹れよう!」

 というわけで適当に淹れた謎の紅茶を飲みます。

 うーん。深みがあって、美味しい……気がします。
 多分、これが美味しい紅茶の味……なんだと思います。
 両名とも紅茶の基準がリプトンと午後ティーだけなのでなんともいえませんが、美味しい紅茶だった気がします。

 多分。



 味はさておき、冬場の屋外で口にする暖かいものって……身体に染み渡りますね。

 次回は鍋とかやりたいですね。
 冬の四万湖畔で食べる鍋!


 うーん!
 ハチャメチャが押し寄せてきますね!!!!


不倫旅行は是なのか?

 今年は某芸能人の不倫スキャンダルがセンセーショナルに報じられ、色々と騒がれた年でした。
 世間の皆さんは「不倫けしからん!」「絶対に許さないよ!」と鼻息荒く怒っていたことでしょう。
 そんな世間の怒りも沈静化した頃合いを見計らって、不倫について僕の見解を述べさせて戴きますと……


 「不倫? おうおう! 好きにやれ!」ってな感じになります。


 こんな発言を見て「不倫を容認するなど叶屋旅館けしからん!」「絶対に許さないよ!」と荒ぶる前に、なぜ叶屋旅館が不倫についてこんなオープンな発言をするかをお教えしましょう。
 ズバリ、不倫旅行需要です。
 おそらく叶屋旅館のみならず四万温泉、いやいや多分全国の宿泊関係・温泉地に携わる人のほとんどが、不倫旅行の恩恵を賜っています。

 つまり金になるのです。

 まぁ今は不倫ブームも過ぎ去って幾星霜、おまけに叶屋旅館は不倫旅行向けのお宿ではないので、売り上げ的には全体の数%程度。
 僕のお小遣いに還元される割合は、まぁ焼肉食べ放題年2回分でしょうかね。


 ですが!

 たかが少額でも!!

 それでも銭は銭なのです!!!

 焼肉食べ放題が年に2回も行けるんですよ!?


 言っちゃ悪いけどおうちにひきこもって旅行もしないでSNSポチポチしてるだけの人達よりも!!
 不倫旅行で四万温泉に来て、3万円ほどポンと出してくれる小金持ちおじさまのほうが、断然強いんです!!

 そんなの当たり前でっしょー!?
 お金くれる人のほうがいいに決まってるでっしょー!?


 とりわけこう冷え込んで客足が遠のくこのシーズンはたとえ不倫旅行だろうが壁外調査だろうが、お客様であれば問答無用でありがたいです。
 なので道すがら不倫っぽいカップルを見かけても「あぁ……この人達も消費活動によって日本の経済を回してくれているんだな……」と暖かい目で見守ってあげてください。
 そしてこの季節に不倫旅行を計画されている小金持ちおじさま達は、せめてチェーンの携行だけはお忘れなく。
 あと大雪に見舞われても取り繕える程度の言い訳は用意しておきましょう。



 ってな感じで散々不倫を旅館視点で擁護してみたものの、よくよく考えてみれば不倫旅行よりも家族旅行のほうが儲かるんじゃないですか?
 だって不倫旅行なんてどう頑張ってもふたり旅ですけど、家族旅行はそこからポコポコ増えるんですから!


 うーん、やっぱ不倫ダメだわ! ダメ!


 不倫なんかしてる暇あったら家族で旅行に来てください!


 両親親戚いっぱい誘って来てください!


 不倫は文化? んなわけないでしょ!!



ラブライブ!μ’s Final LoveLive!~μ’sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪のお話 FINAL


『僕たちはひとつの光』

 μ's18人を包んだアッザム花の蕾が現れます。
 本当の本当に、これがμ's最後の曲です。
 涙は昨日ですべて出し切った。
 そう高を括っていた僕は、まだまだ甘かったようです。
 途切れることなく続く5万人の『僕光』合唱。
 円陣を組みながら「みんなが大好きだから」と言って泣き出すそらまる。
 6年間を駆け抜けたμ's……その終わりの歌。


 キャストも涙。

 観客も涙。

 僕も涙。


 涙で頬を濡らした9人のキャストがゆっくりとステージから消えてゆきます。

 えみつん。
 うっちー。
 みもりん。
 シカコ。
 りっぴー。
 ぱいちゃん。
 そらまる。
 南條さん。
 くっすん。

 そして―――

 穂乃果ちゃん。
 ことりちゃん。
 海未ちゃん。
 かよちん。
 凛ちゃん。
 真姫ちゃん。
 矢澤。
 えりち。
 のんちゃん。

 先程まで、当たり前のように佇んでいたμ'sという大きく温かな存在も不意に感じられなくなります。
 まるで今までかかっていた魔法が急に解けたように。
 なにかに縋るようにμ'sコールを続けるドームのラブライバーと、LV会場のラブライバー。
 しかし、僕はそのコールの輪には入れずにいました。

 終わってしまった。
 μ'sが……終わってしまったのです。

 その圧倒的なまでの衝撃に、僕はしばらく呆然とし、動けませんでした。
 えみつんは「約束はまだできないけれど」とは希望を仄めかしてくれてはいましたが、ここまで綺麗に終わらせてしまったら、もうNextStageは無いのは明白。
 誰の目にも明らかです。
 もう、あの9人……いえ、18人には会えない。
 そんな圧倒的な喪失感と虚無感に……心が圧死寸前でした。


 μ'sの終わり。
 その現実を受け止めきれずにいる僕の目には……傍らで楽しそうに三本締めを煽る人々が、なんだか別の世界の人のように映りました。
 イミワカンナイ……。
 なんでそんなに元気でいられるの……?


 君達にとってのμ'sって、終わった後に三本締めとか笑顔でやれる程度の存在だったの……?

 かなり面倒臭い主張をしているのは、自分でも分かっているつもりです。
 ですが叫ばずにはいられません。

 君達にとってのμ'sって!!
 終わった後に三本締めとか笑顔でやれる程度の存在だったの!?

 そんな面倒臭い感情を消化できずにズルズル引きずっていたら食欲がモリモリ減衰し、体調も崩し10日ほどで体重が7キロほど落ちました。
 未だに、ショックから立ち直れていません。
 今期のアニメもろくに視聴していません。
 サンシャインはまぁ……情報と楽曲だけ惰性で追いかけています……。
 けど……。
 やはり……。
 時が経てば経つほど、僕の中でμ'sという存在が本当に本当に大切なファクターだったんだなって痛感しています。

 ですが、悲しんでいても無意味なのです。
 なぜなら女神達はすでに天界へ還られてしまった。
 もう二度と……会えなのです。



 μ'sとはなんだったのか。
 先に述べた通り、僕個人としてはμ'sのライブや一連の活動は、一種の降霊術の類だと思っています。
 そして、その結果として起きたのがあの壮大な奇跡の数々。
 キャストが鍛錬を積み重ね、キャラの魂をその身に宿して様々な奇跡を起こす。
 アニメキャラクターの魂を憑依させて舞い踊る彼女達が奇跡を起こす度に狂信的な信者が集まり、一種の宗教じみた熱狂的な人気になっていったわけです。
 まぁ海を割って道を作ったりとか水をぶどう酒に変えたりとか、そういうド派手なやつではありませんが泡沫アニメコンテンツがSSA超満員でワンマンライブする時点で、日本のアニメシーンおいてはスーパーサイヤ的な超絶奇跡でしたからね。
 そしてアイドルコンテンツといえば即ち偶像崇拝。
 μ'sはそのアイドル=偶像崇拝というコンクリートブロックめいた固定概念に、強烈なインパクトとアクの強い世界観というダイナマイトによって深く大きな風穴を穿ち、この世に存在しないアニメキャラクターへの崇拝という新しい風を吹き込んだわけです。
 まぁアイドル業界における慢性的な停滞とマンネリ化、そしてアイドルアニメコンテンツの玉座が長らく空席状態だったのも大きかったですけどね。
 ですが声優にアニメキャラクターのような歌やダンスをエミュレートさせるのは並大抵のことではありません。
 そもそもμ'sのメンバーは元々グラドルだったり、アマチュアバンドのボーカルだったり、エロゲの声優だったり、ミルホ声優だったり、テレビ戦士だったり、バスローブ姿で歌ってた場末の歌手だったり、メイド喫茶店員だったり、実力はあったのにデビュー作が盛大にコケて以降鳴かず飛ばずだった元期待の新人声優だったりをオーディションでかき集めたまさに各業界の生き残り部隊だったのです。
 
 敗残兵の寄せ集め。

 そんな境遇で必死に頑張ってひとつまたひとつと奇跡を起こしていくキャストと、アニメの世界で一生懸命頑張るμ's。
 アニメもスポ根ならキャストもスポ根。
 キャストも徐々に、μ'sのメンバーの魂を宿すのにふさわしい存在へと洗練されていったように思えます。
 その成長過程を余すことなく見せることで、オーディエンスもそれを認識し、目の当たりにし、熱狂したのです。
 そのスポ根と奇跡の果てに、彼女たちはアニメキャラクターの魂をも宿す存在まで昇華したのです!
「そんなオカルトありえません!」
 まぁそう言われちゃそれまでなんですが、解釈は自由ですから。
 解釈といえばFINAL2日目のうっちーに関するとあるラブライブ大好きおじさんの解釈が印象的でしたね。
 最初の挨拶でうまく声が出せずに泣き出してしまったうっちー。
 一時はどうなることかと思っていましたが、見事に持ち直して1日目と遜色ない……いえそれ以上のパフォーマンスを見せてくれたうっちー。
 声帯結節を引きずりながら6時間のライブを続行するのも狂気の沙汰ですが、何故一度喉を壊した状態から短時間で歌えるレベルにまで回復できたのか?
 奇跡……。
 μ'sというメンバーは様々な奇跡を起こしてきましたが、これもまた奇跡だったんじゃないかなって僕は思います。
 そして、この奇跡についてとある掲示板のラブライブ大好きおじさんは、こんな解釈をしていました。
 
 
 
 
 
「ことりちゃんが天界から降りてきて、一緒に歌ってくれていたんだよ」
 
 
 
『事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。』
                           ニーチェ
 
 
 μ'sの9人とキャストの9人が起こしたこの、ラブライブという現象。
 皆さんはどう解釈しますか?

ラブライブ!μ’s Final LoveLive!~μ’sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪のお話 その7

 その6の続きです。

 埼玉・栃木などから県外遠征してきているガチ勢を取り込んで練度を上げた伊勢崎勢を多く抱えるMOVIX伊勢崎
 高崎駅から近く、現地参戦した猛者が集いて現地の熱気を媒介せし109シネマズ高崎。
 そして5thLV不参加以降、劇場版も上映せずにラブライブ大好き劇場から一気に凋落し、北群馬在住以外ならばLV会場として選択肢に入れるべきではないユナイテッド・シネマ前橋。
 3rd・4thライブのLVはやったのにμ's最高のライブと謳われたあの5thライブは何故かLV中継しなかった裏切り者。
 群馬ラブライバーにとってのユダ。
 ユナイテッド・シネマ前橋。


 さて……皆さんならこの中でどの劇場を選びますか?


 当然!
 『ユナイテッド・シネマ前橋』だッ!
 4thから受け継ぐ『ユナイテッド・シネマ前橋』ッ!
 それが流儀ィィッ!


 こんなにもライバルが強烈だというのに、500人以上収容出来る箱を押さえてしまい、まだ4割以上も空席を抱えている悲惨なユナイテッド・シネマ前橋。
 そのユナイテッド・シネマ前橋の4thLVで、まさかの地蔵になるという失態をおかした男がFINALのLVに現れ、ささやかながら花を添える。


 い~~~~~~~~じゃないですか。


 もう一度言いますが、僕のラブライブは3月31日で終わっています。
 この4月1日は、μ'sの最後の最後を見届けて、ついでに初めてのμ'sをLVで見せてくれた恩人・ユナイテッド・シネマ前橋に奉仕する日。
 自分が楽しむのは二の次三の次です。

 ユナイテッド・シネマ前橋のLV会場内は、案の定空席が目立ちます。
 観客はざっと見て280人程度でしょうか?
 しかもLV初参戦らしい新兵が多く、ガチ勢は数人いるかいないかです。
 これはいけません。
 とりあえず予備ブレードはいつでも貸し出せるように取り出しておきます。
 会場の熱を冷まさない為に、序盤は声を張り上げ続けねばなりません。
 1日目でひどく損傷した喉を、のど飴でささやかながら癒やします。
 ちなみに座席はサイド側を前々日に取得しましたが、1列分見事に座席が埋まっていません。

 列ひとつ独占状態です。
 ラブライブレードを思いっきり振れます。
 全力で叫べます。

 定刻より少し押して開演。
 開幕は1日目と少しバリエーションが違う描きおろしアニメーション。
 現地で怒涛の歓声でセリフすらまともに聞き取れませんでしたが、ユナイテッド・シネマ前橋勢冷め過ぎ問題。
 静かに映画鑑賞を楽しみたいのならこれでいいかもしれませんが、LVは遊びではありません。
 後々SNSで―――


「ユナイテッド・シネマ前橋冷えすぎ」
「LVじゃこんなもんか~」
「なんかみんなおとなしかったですね」


 こんな感想ばかり羅列されてしまったら、あえてユナイテッド・シネマ前橋をLV会場に選んだ僕のメンツが丸潰れです。
 それだけは絶対に避けねばなりません。


 手本を……見せねばなるまい!


 一曲目は初日同様『僕らのLIVE 君とのLIFE』。
 母の声より聞き慣れた『ぼららら』。
 もう、のっけから全力でいきます。
 一発目でガツンと暴れねばなりません。
 むしろここがMOVIX伊勢崎や109シネマズ高崎ならば一曲目が始まる前に発狂し、寝そべりぬいぐるみ抱きしめながら号泣する患者が数名出てもおかしくないのです。
 シーンと静まりかえったLV会場でサイリウムだけが揺れ動いてるこの現状が異常なのです。

 尻に火が付いたように、30代おじさんらしからぬ機敏な動きでコールを煽りまくります。
 かけ声も動きも、通常の3倍くらい頑張ったつもりです。
 すると徐々にではありますが、会場の空気が暖まっていきます。
 いい流れです。

 続いて2曲目、『僕らは今のなかで』。
 これも会場を暖めるには最適です。
 ですがLV会場だと、現地と違ってスクリーンを冷静に観ることが出来るので細かなミスや粗に気付けますね。
 例えばこの『僕らは今のなかで』では南條さんの「これからだよー」の場面がちゃんと写っていなかったり。
 いやいや、これは痛恨のミスですよ?
 おそらく現地のスイッチャーさんがやらかしたんでしょうけど……。
 ライブBDで修正されることを祈ります。


 そして……2日目のキャスト挨拶。
 事件は起こりました。

 ……おや?
 うっちーのようすが……。
 声が……。
 かすれて……。
 うまくことりちゃんの声が出せていない……。
 けど……。
 頑張って出そうとして……。
 それでもかすれてしまい……。
 ついには背を向けて……。
 泣き出して……。


「ぐぁんヴぁれぇーーーーーーッ!!!!」


 突然のトラブルで静まり返っていたLV会場。
 潰れかけの喉で、叫ばずにはいられませんでした。

 たとえ現地に届かなくとも、この声援には意味がある。

 思い通りにことりちゃんの声が出せない。
 声優という仕事に対してキャストのなかで一番プライドを持って向き合ってるうっちーにとって、このハプニングは泣きたくなるくらい辛いことでしょう。

 この悔し涙を目の当たりにして、声を張り上げて応援しない奴などいるのだろうか?

 いやいない!!

 僕の絶叫に数瞬遅れ、シアターのあちこちから―――


「がんばって!!」
「頑張れうっちー!!」
「うっちー! あああああああああうっちー!!!」


 という声が聞こえてきました。
 先述した僕の心配はどうやら杞憂だったようです。
 盛り上がらないと思われていたユナイテッド・シネマ前橋。
 ですが今……この群馬の寂れたLV会場で、みんな心がひとつになりました。
 もう大丈夫です。
 あとは僕みたいな頭の悪い盛り上げ役がいなくても、勝手に盛り上がってくれるでしょう。
 というより序盤で思いっきり騒いだせいで、膝がガクガク心臓バクバク汗ダラダラです……。
 もう無理、身体がついてきません……。
 ラブライブ大好きおじさん的体力不足を痛感しました。
 幕間タイムでは体力を回復しつつ周囲を見渡し、近くにブレード不携帯でLV会場に来てしまった人を見つけたらさりげなく予備のキンブレを貸し出す作業に移ります。
 これもラブライブ大好きおじさんとしての義務です。

 LV参戦で気になったことといえば、メインステージで出たり引っ込んだりする2匹の等身大アルパカ。
 曲目によって姿を現していたり隠れていたりしていて、純粋にどういうパターンなのか気になりました。
 また、1日目に続き2日目のリリホワユニット曲の時もくっすんがしゃぼん玉を飛ばそうとして失敗して苦笑いしていました。
 しかも今回はしゃぼん玉に熱中し過ぎてゴンドラの上でヨタヨタするおまけ付きです。
 懲りないくっすんである。

 1日目との細かな違いで僕が気付いたのは、『AA』前奏の爆音効果が軽い花火に置き換わっていたところですね。
 僕の数少ない人間の友達であるしげる君曰く、

「ライブはあの爆音を五感で感じられるのがいいんだよ。アレ抜いたらLVやライブBDやテレビで観るのと一緒だしな」

 それを考慮に入れると『AA』は1日目のほうが良か―――
 いえ……でも1日目は画面効果がバグっていたのでこれはイーブンでしょうか。
 そして一部のマイナーカップリング厨を唸らせたのはなんといっても『アームジョー』のりっぴー&みもりんのベストショットを、千載一遇のナイスカメラワークで収めたあのワンシーンでしょう。
 しつこいようですが僕はにこまき推しであります。
 ですが、あの一瞬だけはさすがの僕でも―――
「うみりんキテル……」
 そう呟かずにいられませんでした。

 LV会場の様子は……まぁ概ね予想通りでした。
『ダンスタ』でクラップしなかったり『輝夜』のコールを案の定間違えたりという粗を垣間見ましたが、それはご愛嬌でしょう。
 たとえ練度が低くても、熱気があればいいのです。
 僕は以前、ラブライブではありませんが完全に冷えきったお通夜みたいな絶叫上映を経験したことがあります。
 あの惨状よりはずっとずっとマシなのです。

『SLSL』の途中、各衛星ステージに分散していたキャストがセンターステージへ集結する場面で、ドームをとLV会場を揺るがす衝撃的な出来事が起こりました。

 なぜかくっすんが突然の猛ダッシュ。
 駈け出したその先にいるのは……膝を考慮して最初からセンターステージに配置していた南條さん。
 そして―――


「……あんっ♪」


 聞こえたッ!!!
 確かに聞こえたッ!!
 くっすんが全力で抱きついた瞬間ッ!!!
 確かに聞こえたぞッ!!!
 どっちの声だッ!?
 うーん!
 ううーーーーん!!
 た、多分……南條さんだッ!!!! 
 自信無いけどッ!!!

 このあたりの検証はライブBD待ちですなッ!!
 ていうかドームもLV会場もキャスト同士が抱き合った程度で騒ぐなッ!!!
 うるさくて考えがまとmフォオオオオオオオオオオオオオオゥ!!!!!


 うわあああああああくっすーん!!!


 ナンジョルノォーーーーー!!!


 僕は見逃してしまいましたが、某掲示板のμ'sFINAL感想スレの報告によると後ろのほうでシカコも小走りで遅れてやってきて南條さんに抱きついていたらしいです。

 どういうことだってばよ……。
 くっすんとシカで競ってたのかよ……。
 争ってたのかよ……。

 そんなことで競争するんじゃあないッ!!!


 いいぞもっとやれ!!!!



 続きます。

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