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『もぎゅっと”love”で接近中!』ではまさかまさかの新衣装。
キラキラしててスカート丈も短くて……眩しい。いろいろな意味で。
そしてアニメを早駆けで振り返るようなセットリスト。
『ユメノトビラ』
『Dancing stars on me!』
『Happy maker!』
特にこの辺りは大好きな楽曲でしたが―――
「定番曲と劇場版楽曲と特典曲と新曲詰め込んだらパンパンだし、この辺りはやらないかもしれんね」
と思って半ば諦めていた楽曲だったので本当に嬉しかったです。
そして始まったユニット楽曲。
ユニット楽曲の見どころといえばPrintempsの内田彩ことうっちーのおなか丸出しのサービス衣装!
そしてlily whiteの『春情ロマンティック』のキレッキレのダンス!
これは今思い出しても鳥肌モノの、とてつもないダンスパフォーマンスでした。
さすがはダンス優等生で構成されたリリホワ、見応えバッチリです。
『ふたりハピネス』ではしゃぼん玉を作ろうとするも、息を強く吹きすぎてしゃぼん玉が作れず苦笑いをしていたくっすんというささやかなアクシデントも高ポイントでしたね。
さて……僕のイチオシといえば皆さん御存知の通り、にこまきです。
にこまきといえばBiBi。
BiBiといえば、観客を煽って煽って煽りまくる超絶ノリノリの楽曲満載の楽しい楽しいお笑いユニット。
やって参りました我らのBiBiが!
『Cutie Panther』と共に!
全世界のラブライバーなら前奏を聴くだけで血沸き、肉踊り、体中の血液が突沸する『Cutie Panther』!
コールが……。
コールがすごく楽しい……。
本当に……。
童心に帰れる……。
そしてお次は新曲『PSYCHIC FIRE』!
BiBiと畑亜貴先生の共同作詞と言っても過言ではないBiBi楽曲の究極形態!
ドラゴンボールで言うなればフリーザ最終形態!
誰でも一度聴けば絶対に忘れることが出来ない強烈なコール!
にこ!
真姫!
(かしこいかわいい)エリーチカ!
それぞれの特徴をフルに活かした台詞!
なんたる狂騒!
たとえるならそれは軍場!
BiBiという名のヴァルキュリア達によって囃し立てられた戦士たちが、ピンク・赤・水色の剣を持ちて魂の雄叫びをあげて天を衝く。
男も……。
そして女も……。
ドーム。
LV会場。
日本のみならず、世界中……。
数万人規模の興奮と熱狂の奔流!!!
吹き出すアドレナリン!!
溢れ出るドーパミン!!
湧き出るエンドルフィン!!
まさにマッドマックス!!!
これはもはや音楽やライブなどというチャチなものではありません。
もはやそこは、ラブライブの世界からμ'sの魂を召喚する荘厳なる降霊術の祭壇と化していた!
ソニックブームとなって音速で飛び交うエクトプラズム!
魔法陣めいて光り輝く数多のラブライブレード!
ステージで踊っている彼女たちはもはや……声優・キャスト・個人を超越した存在……。
数多の修練を何年間も積み重ね、アイドル声優などとはもはや呼べない存在へと変貌を遂げた。
これは言うなれば……そう、μ's専用のイタコ。
古代日本より連綿と受け継がれてきた伝統的シャーマニズム集団。
いまや近代文化の波によってその伝統が途絶え、灯火が消えかけているイタコ文化の片鱗を……僕は見たのです。
そらまるとpile様と南條さんの後ろに、アニメで見たにこちゃんと真姫ちゃんとえりちが……幽かに見えたのです。
まるで寄り添うように。
スタンドのように。
錯覚だったのかもしれませんが……。
ん?
錯覚?
幕間のキャストインタビューの終わり際、序盤で描いた汚いメモ参照の【4】のパトランプが突如として光り始めました。
「なんの合図なのかな……?」と疑問に思っていると、ついにあの曲が始まりました。
『Angelic Angel』
天使のような天使。
静寂を守り鎮座するキャスト。
軽快なドラムに合わせて炸裂したのは、完全見切れ席のすぐ目の前にあった謎の筒。
直近で迫撃砲が着弾したかのような轟音と衝撃に驚愕したのも束の間、『Angelic Angel』の起こす熱風に身体の芯から熱くなります。
おそらく本来ならば紅白で初お披露目となったであろう『AA』。
しかしそれは叶わなかった。
なぜならこの楽曲のセンターはかしこいかわいいエリーチカ。
南條愛乃さん抜きでAAは成立しなかったからです。
約4ヶ月あまりのお預け……いや、SSAでのPVからならおよそ1年と2ヶ月ものお預けを喰らっていたラブライバー達のフラストレーションは、超新星爆発を迎えました。
目頭が熱くなる。
隣にいるジョルノ推しラブライバーさんは二度目の嗚咽。
そして独白。
「はぁぁぁ……待ってた……。俺……『AA』をずっと待ってたんだよ……。えりちが……ジョルノがセンターの『AA』のこと……待ってたんだよ……」
僕も待っていましたよ。
泣くほどではないけど、僕だって待ってましたよこの日が来るのを。
しかし出来ればその独白はやめて頂きたい。
その攻撃は地味に効く。
……ごめんなさい、やっぱり泣きます。
僕は自分の頬に熱く滾った涙が流れ落ちるのを感じながら、アクアブルーのラブライブレードを振りかざし……今一度、絢瀬絵里と南條愛乃の帰還を心の底から歓迎しました。
会場を見渡せば、皆揃って水色のライブライブレード。
あぁ……そうか。
ラブライバー達よ……おまえらも、そうだったんだな。
気持ちはひとつだったんだな。
そして、涙で滲んでおぼろげに映るキャストに重なって見えるのは……紙面・アニメ・映画で何度となく目にしたμ'sの幽波紋……。
魂のヴィジョンが先程よりはっきりと見える……ような気がしました。
余談ですがステージ演出の調整不足なのか、途中モニターに写ったキャストが真っ黄色のスーパーサイヤμ'sになっていました。
きっと劇中のビーム扇子を再現したかったのでしょうね。
うーん……残念!
天使たちの輪舞の後は間髪入れずに和装楽曲です。
もはや定番曲となった『輝夜の城で踊りたい』、ラブライバーの度量が試される注目すべきそのコールは―――。
当然のように揃いませんでした。
まぁ……仕方ないですよね。
5th以降の展開でラブライブ知った人も多いですし……。
けど……もう一度見たかったなぁ……。
5thライブ2日目開演前に一度だけ揃った……あの奇跡の輝夜……。
5thの流れを継承し、今回もやってくれました『だってだって噫無情』。
火炎放射を使ったステージ演出は、去年のSSAか俄然パワーアップしています。
キャストのマイクから「ボッ! ボッ!」と空気を焼く音がダイレクトに伝わってきます!
すごい火柱!
まさにマッドマックス!!!
火炎の迫力を前にしても物怖じもせず、手にした扇子をまるで曲芸のようにくるくる回して舞い踊る姿は天女めいてこれぞまさしく眉目秀麗。
特にうっちーが流し目のまま扇子を「パチン!」と軽快に閉じる場面と、そらまるが扇子をクルクルさせるところが見応え抜群でした。
後日、某所の感想スレで「なんで一番危なっかしいそらまるの扇子パフォーマンスをクローズアップしていたのか分からん」とか言われていましたが、そんなことはないぞ!
そらまる頑張っていたぞ!
まぁ確かにちょっと扇子が吹っ飛んでいきそうな危うさはあったけど……。
『AA』→『輝夜』→『アームジョー』の流れは出来うることなら肉眼で堪能したかったですが、それはさすがに我儘というもの。
キャストと同じ空間に立っていられただけでも、幸福なのです。
劇場版楽曲『Hello,星を数えて』『?←HEARTBEAT』『Future style』と披露されていきますが、嬉しいサプライズが随所に散りばめられておりました。
『Hello,星を数えて』は劇中凛ちゃんにのみ衣装が用意されておりましたが、ライブでは3人お揃いの衣装に大変身!
特にちゃんぱいとシカの脱衣シーンでは、コートを脱ぎ捨てるたびに会場のあちこちから猿のような奇声が轟きました。
お……おまえら……。
おまえらなぁ……。
『?←HEARTBEAT』でも劇中で希ちゃんが披露した独楽のような見事な回転をくっすんが完全再現!
くるくる回っている間、5万人の観客は歓声あげっぱなし興奮しっぱなし!
もちろん僕も大喝采です!
劇中で希ちゃんが抱いていたサンリオキャラっぽいぬいぐるも完全再現されており「いやはや今回は本当に芸が細かいなぁ」と関心するのも束の間。
なんとくっすんがそのぬいぐるみを……!!
なんとくっすんがそのぬいぐるみを……!!
シュポーン!!
ズザザーーーーッ!!
文字で表現するとこんな感じで放り投げられ、ステージを7メートルほど擦りながら吹っ飛んでいきました。
完全見切れ席からでもよく見える迫力のぬいぐるみぶん投げ演出!
なんでそんなひどいことするの……?
そして学年別劇中歌のトリはもちろん『Future style』、『FS』です!
ザクⅡFSじゃありません。
劇場版でおなじみの飛んで逃げることりちゃんを射抜く海未ちゃんというシャレになってない害鳥駆除ダンスも見事に完全再現―――おいちょっと待て。
ことりちゃんは害鳥じゃないぞ。
おのれ悪いSNS!
ひどいこと言うんじゃあない!
続きます。
ことりちゃんは害鳥じゃないぞ。
おのれ悪いSNS!
ひどいこと言うんじゃあない!
続きます。
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