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四万温泉叶屋旅館 オフィシャル裏blog

※このブログは叶屋旅館とは一切関係ありませんアルよ。

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ラブライブ!μ’s Final LoveLive!~μ’sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪のお話 その1



はじめに




 ラブライブ大好きおじさんとして、μ'sFINALの感想を自分なりに綴ってみたところ原稿用紙60枚以上の文章量になってしまいました。
 しかも、それを一気に投稿しようとすると忍者ブログが妙な挙動を起こしてバグる始末。



 どういうことかな?
 僕のラブライブ愛が受け止められないとでもいうのか忍者ブログ。



 苦肉の策として原稿用紙60枚分分割して投稿させて頂きます。
 取り留めのない感想文なので、もし連休中暇で暇で死にそうな方はポテチでも齧りながらななめ読みして頂ければ幸いです。



 なお、今回の感想文は会場に持ち込んだメモ帳に走り書きしたモノを、僕の記憶と、友人との会話、その他ラブライブ大好きコミュニティの方々の報告・感想などと照らし合わせながら補足・補完したものがベースとなっています。
 もしかしたら記憶違い・勘違いがいくつかあるかもしれません。
 まぁ多分あります。
 もし間違ってても大目に見てあげてくださいお願いします。




μ'sの終わりがやってきた


 2016年3月31日。
 そして4月1日。

 いよいよその日が来てしまった。
 ラブライブ大好きおじさんである僕にとって、嬉しくもあり悲しくもある日が。

 はい、ここで「まーたラブライブの話かよ」とか思った人はお帰りくだ―――

 いえ、帰らないで最後まで読むのです。

 おそらくこれが、僕が語る最後のラブライブになるのですから。

 その終末を、あなたにもしかと見届けて欲しいのです。
 僕が、μ'sの最後を涙を流して見届けたように。

 思えば去年はとても平和でした。
 去年の今頃なんてスクフェスやりながら―――

「あーん6thライブ楽しみ過ぎりゅうううう! 両日現地参戦したいなー! 出来ればアリーナ席で!」

 とか生ぬるいことを考えていたような気がします。
 ですが、そんなぬるま湯めいた楽観的思考はすぐに揺らぎます。

 6月に公開された劇場版ラブライブ。
 アニメとしてのμ'sの終焉をほぼ完璧に描いたあの映画を見てしまった時……。
 あまりにも綺麗過ぎる夢の終わりを目の当たりにした時……。
 とても嫌なヴィジョンが思い浮かびました。

「もしかしたら……次のライブがラストライブだったりするのかな……?」

 まさか……。
 いやしかし……。
 キャストのなかにも故障者が続出している昨今、ライブパフォーマンスへの幕引きも十分に考えられる。
 特に南條愛乃さんの膝の故障は深刻だ。
 関節は一度壊すと一生完治不能とまでいわれるほど厄介な部位。
 激しいダンスパートが多いライブには一定の制限がかかるのもやむなし。

 ならば、たとえライブが次で最後だとしてもシングル展開のみに活動を絞っていくという選択肢も有り得る。
 ライブがないのは寂しいけれど、年に一度くらいのペースで細々と新曲が出続けてくれればそれでいいじゃないか。
 またセンター選挙やってさ。
 かしこいかわいいえりちのセンター曲とか……。
 かよちんのセンター曲(失恋ソング)とか……。
 まだ誰もセンター取れてないリリホワ組のセンター曲とか……。
 可能性……感じるよね?

 PVは相変わらずキラキラしててさ。
 それでドラマCDでは性懲りもなくコントやっててさ。
「ははは、またえりちはひとりでツッコミ役かよ」
 みたいに何年も何年も楽しめれば……それでいいじゃないか。

季節が巡りいよいよ冬


 おそらくは大陸系のラブライブ大好きハッカーによるハッキングにより、とんでもない情報が流出する。

・μ'sファイナルライブ
・ファイナルシングル

 ファイナルライブまでは想定の範囲内でした。
 しかし、シングルまでファイナルだなんて考慮しとらんよ……。

 僕の描いていた理想は、線香花火であったことを思い知りました。
 μ'sの終焉は、そんなチャチなものではなく……世界で一番ド派手な打ち上げ花火だったのです。

 当然のことですが、チケットの争奪戦は苛烈を極めました。
 劇場版BD購入者特典の最速先行を外し、HP先行を外し、一般はイープラスのサーバーが落ちてる間に終わり、特別抽選を外し……。

 天は我を見放したか。

 半ば諦めかけて応募した特別抽選の機材解放席と完全見切れ席のキャンセル枠を争奪する特別2次抽選で、ようやく座席をゲット。
 1日目・ステージ真後ろでキャストが全く見えない完全見切れ席の連番。
 それが、僕に与えられたμ'sに会う為の最後のチケットでした。

【 2016年 3月31日 】


 神保町で焼き肉食べ放題にてがっつりとリキをつけたラブライブ大好きおじさんは一路、東京ドゥーム目指して進撃を開始した。
 ちなみにラブライブ大好きおじさんとは、僕が勝手に定義しているラブライブファンの派生です。
 ラブライバーほど自己主張はしないけどラブライ部員ほど造詣が深いわけではない。
 ただ単にラブライブが大好きないい歳こいたおじさんです。

ラブライブ大好きおじさんチェックシート


□ ラブライブが大好きである。
□ おじさんである。
□ おじさんはグッズをジャラジャラさせたいわゆるラブライバースタイルではない。
□ おじさん特有の慎重さで『輝夜』のコールは間違えない。
□ 輝夜のコールを間違えている人が居てもおじさん的達観を発揮して特に咎めない。
□ おじさん的静けさを好むので『Snow halation』ではコールしない。
□ おじさん的情緒を好むので『Snow halation』でUOを折るタイミングはあくまでもPV準拠。
□ おじさんは『Angelic Angel』の要であるえりちの歌が大好きなので歌にモロ被りするKKEコールは許さない。
□ 地蔵が近くにいたらさりげなく予備のブレードを貸し出すおじさん的気配りを忘れない。
□ おじさんなのですぐ体力が無くなる。

 5つ以上当てはまれば君も立派なラブライブ大好きおじさんだ!


 そんなラブライブ大好きおじさんである叶屋旅館は今回連番で座席を確保したので相棒がおります。
 未だに赤木しげるに憧れている僕の数少ない人間の友達・しげる君です。
 野郎ふたりのふたり旅。
 い~~~~~~~~じゃないですか。

 徒歩でドゥームを目指している途中、これでもかというくらいにすれ違います。
 ラブライブTシャツ、気合の入ったコスプレをした女子達、缶バッヂラバストぬいぐるみジャラジャラのラブライバー。
 はっぴ勢、特攻服勢、普通のおじさん、学生、日本語圏じゃない言語を解する東洋人。

 皆、目指す場所はおなじです。
 この日のために、全国……全世界からおよそ5万人が東京ドームに集まったのです。
 そして、1年と2ヶ月あまり待ったFINALライブで獲得した僕の座席はというと……。

 ステージの真後ろ。
 完ッ全に見切れ席だわ。

 写真撮影禁止なので座席から見えた景色をメモ帳にスケッチしたのがこちら。

 

 黒い斜線は全部暗幕です。
 おそらくこの中でスタッフやキャストが待機しており、早着替えとかやっているのでしょう。
 その向こう側にメインステージがあります。

 前方のスクリーンにはステージ各所の様子をカメラで撮影した映像が映し出されます。
 その右手のなんかごちゃごちゃしたのはライト類と巨大スピーカーです。
 立川の映画館がマッドマックスの上映のために新たに導入したというライブ用のスピーカーと同じ型のやつでしたね。

1.3塁側のステージです。
 μ'sはファンサービスが手厚いことで知られており、大きな箱では遠くの座席のファンにも喜んでもらえるように移動式のステージやゴンドラを駆使するのがデフォルトになっています。
 今回はこのように各所に散りばめられた衛星ステージを設けることで、すべてのファンに満遍なくアピールしたいというμ's的優しさを感じました。
 おお! なんて良心的なんだ!
 このサービス精神の徹底ぶりはファンの間でも有名で「μ'sのライブに糞席なし」とまで言われているのです。

2.花道です。
 ステージからステージへ移動しながら歌えばこの花道も立派なステージに早変わりです。
 花道沿いのファン大歓喜ですね。

3.ステージ裏へ捌ける際に用いられる階段です。
 ステージから捌けていくメンバーが一望できます。
 我々完全見切れ勢しか見ることが出来ない特権ですね。

4.なんかの機械? 筒? パトランプ?
 このゴチャゴチャしたところがその後、とんでもないシロモノであることを我々完全見切れ勢は身を持って知ることになるのです。

5.謎のスペース
 僕はこのスペースとその後ろにある暗幕の切れ目。
 そして花道の横と3塁側スタンド-外野席までの壁の間にある車が軽く通れそうな隙間を見てピンと来ました。
 これはひょっとしたらゴンドラからの“出ハケ”が見れるのではなかろうか?

 説明しよう!
 出ハケとは!!
 キャストがステージから出たり入ったりすることである!!

「完全見切れ? おいおい冗談じゃないぞ。こりゃ下手したらアリーナ席以上の神席に化けるんじゃねぇのか!?」

 開演前に興奮気味にそう色めき立つ僕でしたが、しげる君を始め周囲のラブライバーさんはおそらく「なに夢見てるんだこのデブは」と思っていたに違いありません。
 そういう目をしていたッ!!

 相も変わらずμ'sのライブは熱気が違います。
 開場前だというのにスノハレでUOを折るわ折るわ。
 会場全体が見事な蛍光オレンジです。

 ちなみにUOとはウルトラオレンジというケミカルライトの一種で、パキッと折ると3分ほど激しいオレンジ色に光り輝くライブグッズです。
 だいたい1本80円~100円くらいですかね。
 極まってるラブライバーは一回で4本いっぺんにへし折って光らせて片手持ちするいわゆるバルログスタイルで振り回します。
 バルログ両手持ちなら8本!
 彼らはたった3分の閃光のためにラーメン一杯分の金を吹き飛ばしているのです!


 赤貧の僕には考えられない大盤振る舞いですね。
 さすがラブライバーは金に糸目を付けません。


 しかも驚くなかれ。
 これは、開演中の出来事ではございません。
 まだライブが始まってもいないのにこの有様なのです。


 ライブが始まってしまったら、一体どうなってしまうのか!!!






 続きます。
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