"雑記"カテゴリーの記事一覧
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こうして僕と父との別れは、最悪な形となってしまいました。
困るんだよなぁ、こういう最期は。本当に、滅茶苦茶寝覚めが悪い別れじゃありませんか。
集まった家族や親族は、父との最後の思い出を愛おしそうに語るのですが、僕にあるのは口論の思い出。父と交わした最後の会話を懐かしむような話題にも、僕は入り込めません。だって僕が最後に父に投げかけた言葉が、よりにもよってアレですから。
意地、張っちゃったなぁ……沼田までドライブ、行けばよかったなぁ……いい思い出になっただろうになぁ……
父が亡くなってから早いものでもうすぐ49日。父が操作していたボイラーについても悪戦苦闘の末になんとか理解出来ました。かつて四万温泉の食肉を一手に扱っていた林精肉店から父が受け継いだ業務用スライサーについても、ジオングの完成度程度にはマスターしたと思います。父が亡くなる前はジャージとTシャツ姿が僕の基本でしたが、最近はめっきり父のような背広姿が多くなりました。苦手だった早起きも、朝の仕事をする者が僕だけになったという緊張感から、ほぼ完璧な寝覚めとなっています。
「お父さんとそっくりね」
子供の頃からそう言われ続けて育ち、以前はそう言われるのがすごく嫌でしたが、今ではその言葉を聞くたびに少し心が暖かくなるような気さえします。この気持ちにもう少し早く気付いて、父に伝えることが出来れば……
後悔だけが、指に刺さった棘のようにチクチクと痛みます。
このブログを読んでおられる皆様は、どうか僕のようにはならないでください。
家族、親戚、友人、近所の人、仕事仲間。みんないつ居なくなってしまうか、分かりません。喧嘩や口論、それは誰しもあることでしょう。気に食わない相手というものは誰にだっているはずです。
でも、最後だけ、どうか別れ際の一言だけは……
「気を付けて帰れよ!」とか「またな!」とか「じゃあな、おやすみ!」とか
そういう暖かな言葉で締めくくってください。
どうか、僕のようには、ならないでください。
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先日、僕がブログや口コミ返信やSNSで『社長』と称していた父が亡くなりました。63歳でした。急性の心疾患だったらしく、寝ているうちにポックリと逝ったようです。亡骸は苦悶の表情を浮かべるでもなく、よだれまで垂らして気持ちよさそうな寝顔のままでした。
正直なところ、僕は父とはさほど良好な関係を築けていませんでした。ある日、僕は仕事用PCの近くにクレジットカードを置き忘れました。1ヶ月後、10万円を超える請求が来ました。真っ青になってカードの所在を確認すると、父が所持していました。
「おう、あれお前のだったのか。なんか色々使っちゃった♪ 1万円くらいかなぁ」
ゼロがひとつ足りないんだよなぁ……
それも1万円ほど回収出来た後は出世払いと言われ、残金9万円は払われることはありませんでした。
それだけではありません。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、父は数年前まで大型バスを運転して全国を駆け回っていたおかげで、運転には絶対の技能と自信とプライドを持っておりました。
そんなドライヴィング・テクニックに対して一家言ある父を、助手席に乗せてのドライブ。
「信号が赤になったの見たらすぐアクセルから足離さなくちゃダメだろ」「バックするときは何回ハンドル切ったかちゃんと数えろよ、グニャグニャ動くな」「道が傾斜になってるか水平になってるかを常に考えながら走んなくちゃバカになるぞ」「迷ったら止まれ、慌てるくらいなら止まれ」「へったくそだなぁー」「さっきから遅くなったり速くなったり、一定の速度で走れないやつは運転すんな」「なんだこの歌詞は、だはは! おまえこんな変な歌が好きなのか? 笑っちゃうなぁ」
うるさい。本当に、うるさい。
特に最後の僕の音楽センスについての侮辱は絶対に許せません。こともあろうに僕の大好きなラブライブの名曲、Sweet&Sweetholidayをバカにするなどとッ!!
『ちょこちょこチョコレート おーいしい! まかまかマカロン おいしいね!』
最高に可愛い歌詞だろうがッ!!!
僕はこの歌をあの伝説の東京ドーム!!
ファイナルライブで生で聴いたんだぞッ!!あーもう許さん!絶許!!!
頭にきたからもう俺から挨拶なんぞしてやらんわ!「おはよう」も「おやすみ」も言ってやらん!もう一挙手一投足が気に食わん!息子のカードでお買い物とか、普通しないだろ!?ていうかちょっとは謝るとか、申し訳無さそうな態度くらい取れよ!は? 沼田までドライブ?誰が行くかよお前なんかと!俺とのドライブ中、自分がなにを侮辱したかも忘れたのか?本当に嫌なやつだな!!
『本当に嫌なやつだな』
それが、僕が父に投げかけた最期の言葉になってしまいました。
続きはまた後日、書こうと思います。 -
海外ではカルト的な人気を誇る奇抜なギャルゲー『Doki Doki Literature Club!』(略してDDLC)。
日本のサブカル文化へのリスペクトを感じる"海外産”のギャルゲーだ。
海外産なので全編英語表記ではありますが、日本語化パッチもあるのでご安心ください。
さて、このDDLCはリリースから半年以上経過しているのですが、何故今話題になっているのでしょうか。
理由のひとつとして、イギリスで起こった15歳少年の自殺があります。
自殺した少年が、このDDLCをプレイしていたと地元警察が発表したことにより「このゲームに感化されて自殺したのか?」という憶測が飛び交いました。
実は僕もこの件で初めてDDLCを知るにあたり、本当にこのゲームが自殺の原因足り得るのか、実際にプレイしてみることにしました。
ゲームの導入はGoogle先生のほうが詳しいので割愛しますが、公式からDL→日本語化パッチをDL→日本語化パッチをDDLCのgameフォルダにコピペって感じです。
起動後すぐに「やべーやつだから子供や心臓が弱い奴はプレイすんなよ!」という警告があります。
単なる虚仮威しですね。
ゲームの内容は美少女揃いの文芸部に入部し、女の子達と仲良くなってストーリーを進めていくといった感じです。
単語を選んで詩を紡いでいき、好きな女の子と詩を交換し合うシステムが印象的です。
ストーリー分岐的なものは基本ありません。
ほぼ一本道でサクサク進みます。
ギャルゲーと言うより20年くらい前のビジュアルノベルといった感じかもしれません。
■DDLCの登場人物
サヨリ
幼馴染キャラです。
元気なずぼらなムードメーカーという印象は一周目で脆くも崩れ去ります。
恐らく製作者の実体験が最も反映されているキャラなんじゃないかなと思います。
ナツキ
ツンデレキャラです。
海外では漫画好きは迫害対象なのでしょうか?
「文芸部が唯一安心できる居場所」という一言が重いです。
ユリ
いいねぇ……僕のイチオシです。
水を汲みに行って帰ってこないだけでドキドキします。
個人的には後半に見れるあの一枚絵の美しさが群を抜いていました。
モニカ
文芸部部長。
日本でも海外でもかなり人気らしいですが、個人的にはその身勝手さが気になってあまり好きにはなれませんでした。
序盤中盤は攻略対象にすら入っていませんが、安心してください。ちゃんとモニカとも付き合えます。
■結局、どうだったのよ?
一言で言えばこのゲームは……ホラーです。
徐々に壊れていく文芸部の皆さんをお楽しみください。
こえーよ!!
なんだよこれ!!
ふざけんなよ!!
ヘッドホン付けてやってたら確実にチビってたわ!!
あーーーもう二度とやんねーかんな!!!!
驚きや興奮、衝撃や喪失感は確かにあるかもしれません。
ですが、自殺を助長するほどのものでは無いなーって感じですね。
海外では普通に話題作なのでサブカル好きな若者ならプレイしていてもなんら不思議ではない作品ですし、自殺した少年がプレイしていたのも偶然ではないでしょうか?
気になる方はネタバレを喰らわないうちにプレイすることをオススメ致します。
詰まったらGoogle先生が攻略法を教えてくれます。
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もし、近所のダムや池の水が少なくなった時、皆さんはどう思いますか?
「なんで水が少ないんだろう…」
違う!
確かに疑問に思いますけど、そんなこと知っても全然ハチャメチャが押し寄せて来ません!
「見に行きたい」
結構いい線行ってます!
確かに物見遊山するにはこのタイミングしかありませんよね!
普段湖底にあるモノが白日の下に晒されているわけですから、見に行きたくなるのは道理!
でもまだ甘い! もうひと押し欲しい!
「冬の渇水ダム湖を見に行って、そこで優雅なティータイムを満喫したい」
More than bestな回答ですね。
普段見ることが出来ないダム湖の底を散策しつつ、吹きさらしの寒空で暖かいお茶を飲む!
極上めちゃモテムーブとしか言いようがありません。
こんな酔狂な動機に賛同し、僕のもとに集ったZ戦士の数……なんと!!
1名!!!!
四万温泉で3本の指に入る四万湖フリーク・中世館若旦那の中路君が「我こそは!」と立ち上がってくれました!
ありがとう!!
本当にありがとう!!!
ぶっちゃけこんな奇行ひとりじゃ絶対出来なかったよ!!
というわけで実現した中路君と征く冬の四万湖散歩ツアーwith僕。
まずはティータイム用の水からこだわっていきましょう。
四万温泉のみんなは知ってるね?
なので説明は不要!
銀と等しい価値の泉なのでその名が付いた銀泉から天然水を汲み、いざ四万湖へ!!
渇水の合流。
ルアー釣りから吸い込みまで幅広く人気を集めるポイントですね。
湖底はフカフカで石も少なめなので根掛かりは少なそうですが、それでも鯉釣り用の仕掛けをふたつほど回収しました。
コンクリートブロック付近。
ここは急激なかけあがりで足場もいいので釣りやすいのかな? と思いきやかけあがり付近は大きな石が多くて根掛かり多発地点なんですよね。
この地点でスプーン1点を回収。
塗装がかなり傷んでいますね。
中路君が持ち帰って改修するそうです。
こちらはコンクリートブロックに置き去りにされていたラバージグです。
まだ新品で状態もいいですね。ラッキー!
流れ出し!
いつもはここから水がジャバジャバ流れ出してルアー釣りには最高なんですが、現在はご覧の通りです。
中路君は今シーズンここでロストしたルアーを捜索していましたが、残念ながら発見には至りませんでした。
ちなみに僕も以前ここでラパラのCD5をロストしています。
ぐぬぬ……!!
いい感じに寒くなってきたところでお茶会の時間なのだわ。
四万温泉アウトドア四天王のひとりである中路君持参の携帯ガスコンロで銀泉から汲んだ天然水を沸騰させます。
沸騰させ……。
……。
……。
風の強さとボンベが冷えていたこともあり、火力が安定しなかったもののなんとかカップ麺2個分と紅茶2杯分のお湯が沸きました。
お茶はずーっと昔に横浜旅行に行った際に購入した謎の茶葉。
中路「俺、コーヒーの心得はあるけど紅茶は専門外で……」
ぼく「うん。俺はコーヒーどころか紅茶もよく分かんない」
中路「えっ」
ぼく「……とりあえず淹れよう!」
というわけで適当に淹れた謎の紅茶を飲みます。
うーん。深みがあって、美味しい……気がします。
多分、これが美味しい紅茶の味……なんだと思います。
両名とも紅茶の基準がリプトンと午後ティーだけなのでなんともいえませんが、美味しい紅茶だった気がします。
多分。
味はさておき、冬場の屋外で口にする暖かいものって……身体に染み渡りますね。
次回は鍋とかやりたいですね。
冬の四万湖畔で食べる鍋!
うーん!
ハチャメチャが押し寄せてきますね!!!!
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今年は某芸能人の不倫スキャンダルがセンセーショナルに報じられ、色々と騒がれた年でした。世間の皆さんは「不倫けしからん!」「絶対に許さないよ!」と鼻息荒く怒っていたことでしょう。そんな世間の怒りも沈静化した頃合いを見計らって、不倫について僕の見解を述べさせて戴きますと……
「不倫? おうおう! 好きにやれ!」ってな感じになります。
こんな発言を見て「不倫を容認するなど叶屋旅館けしからん!」「絶対に許さないよ!」と荒ぶる前に、なぜ叶屋旅館が不倫についてこんなオープンな発言をするかをお教えしましょう。ズバリ、不倫旅行需要です。おそらく叶屋旅館のみならず四万温泉、いやいや多分全国の宿泊関係・温泉地に携わる人のほとんどが、不倫旅行の恩恵を賜っています。
つまり金になるのです。
まぁ今は不倫ブームも過ぎ去って幾星霜、おまけに叶屋旅館は不倫旅行向けのお宿ではないので、売り上げ的には全体の数%程度。僕のお小遣いに還元される割合は、まぁ焼肉食べ放題年2回分でしょうかね。
ですが!
たかが少額でも!!
それでも銭は銭なのです!!!
焼肉食べ放題が年に2回も行けるんですよ!?
言っちゃ悪いけどおうちにひきこもって旅行もしないでSNSポチポチしてるだけの人達よりも!!不倫旅行で四万温泉に来て、3万円ほどポンと出してくれる小金持ちおじさまのほうが、断然強いんです!!
そんなの当たり前でっしょー!?お金くれる人のほうがいいに決まってるでっしょー!?
とりわけこう冷え込んで客足が遠のくこのシーズンはたとえ不倫旅行だろうが壁外調査だろうが、お客様であれば問答無用でありがたいです。なので道すがら不倫っぽいカップルを見かけても「あぁ……この人達も消費活動によって日本の経済を回してくれているんだな……」と暖かい目で見守ってあげてください。そしてこの季節に不倫旅行を計画されている小金持ちおじさま達は、せめてチェーンの携行だけはお忘れなく。あと大雪に見舞われても取り繕える程度の言い訳は用意しておきましょう。
ってな感じで散々不倫を旅館視点で擁護してみたものの、よくよく考えてみれば不倫旅行よりも家族旅行のほうが儲かるんじゃないですか?だって不倫旅行なんてどう頑張ってもふたり旅ですけど、家族旅行はそこからポコポコ増えるんですから!
うーん、やっぱ不倫ダメだわ! ダメ!
不倫なんかしてる暇あったら家族で旅行に来てください!
両親親戚いっぱい誘って来てください!
不倫は文化? んなわけないでしょ!!