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四万温泉叶屋旅館 オフィシャル裏blog

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ラブライブ!μ’s Final LoveLive!~μ’sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪のお話 その5
 その4の続きです。


 ライブもいよいよ佳境。
 曲はもちろん『Snow halation』

 以前も同じようなことを言ったような気がしますが、僕は『スノハレ』は静かに聴きたい派です。
 ですがまぁ仕方ありませんね。
 なんといってもキャストも認めるラブライブで一番盛り上がる曲ですから。
 それに、そんな不満は些細なことでしょう。
 なにせ僕は今あの東京ドームで、あのμ'sのライブを観てあの『Snow halation』を聴いているのですから。

 僕は今までUOを持ち込んでまでライブに挑まなかったのですが、今回はしっかり1年前からバルク品を用意して臨んでおりました。
 僕が今立っている席は、完全見切れ席。
 キャストからは僕が振るUOの煌めきは絶対に見えない。


 それがどうした。
 これは儀式なのです。


 μ'sが大好きになったラブライブおじさんとしてのけじめなのです。
 タイミングは間違えません。
 僕の大好きな『スノハレ』はショックウェイブのように拡散していく燈色。
 歌に合わせてドームに深々と降り注ぐ雪。
 その雪すら溶かさんとする燈色の波。
 5万人分のUOの光。
 その光をすべて受け止めて歌い、踊る9人の女神達。


 あぁ……なんと美しい光景であろうか。

 ラブライブかくあるべき。

 μ'sかくあるべき。


 これぞキャストとオーディエンスが一体となって作り上げるステージ。
 このドームライブは伝説になる。
 いや、今まさに……伝説になったのです。

 おそらくこの『スノハレ』を越える規模の光景は、日本の……いや世界規模のライブでも今後もう二度と見ることは出来ないでしょう。
 日本のサブカルチャー文化・アニメ史・アイドル史に残るリアルレジェンドとして、この圧倒的な光景とμ'sの名は永遠に語り継がれることでしょう。


『スノハレ』が終わると、まだ少しだけ降り続ける雪にはしゃぎながらキャストの最後の挨拶。
 特に印象的だったのが、南條さんの「絢瀬絵里と南條愛乃」という言葉。

 そう……南條さんはえりちとふたりでこの大舞台に立っていたのです。
 きっとそれは他のキャストも一緒だったと思います。
 思えば4th・5thでもその兆しはありました。
 うっちーによる地毛を犠牲にしたことりちゃん降霊術や、そらまるのにこちゃんになりきる自己催眠などがその最たるものだと思います。
 そんな、荒削りで試行錯誤の連続だったμ's降霊術がこのドーム、最後の最後のファイナルライブでようやく心・技・体すべての素養を満たし、伝説と呼べる完成度まで芳醇を迎えた。
 僕はそう確信しています。


『Oh,Love&Peace!』『きっと青春が聞こえる』を歌いながら、ゴンドラに乗ってドームを周回し、なるべく多くの観客に笑顔を届けるキャスト……そしてμ'sの9人。
 SSAから始まったもはやお馴染みゴンドラ演出。
 そのゴンドラは、キャストの「どんなに大きい箱になってもファンの近くで歌いたい」という想いをいっぱい積み込んで、ドームをゆっくりと一周していきます。
 ライブの終点が、刻一刻と近付いてきます。


 アンコール最後の曲は……μ'sファイナルシングル。


『MOMENT RING』


『モメリン』については、正直あまり評判はよくありませんでした。

 曰く、「なんだよファイナルなのにPVなしかよ! 幻滅した! 怒りすら覚える!」
 曰く、「センター総選挙は!? ねぇセンター総選挙は!?」
 曰く、「まーた『ありがとう!』『さよなら!』系かよ飽きたわ」

 本音を言えば、僕も少なからずそう思っておりました。
 しかし、その認識は大きな間違いでした。
 シングルで発売された『モメリン』は、かりそめの姿。
 たとえるなら老いた状態のバーン様。

 その真の姿を現した『モメリン』は、まさにμ'sのファイナルにふさわしい楽曲でした。
 言うなれば……最後の最後で現れた黄金期の大魔王。
 その大魔王が放ったすべてを焼き尽くすカイザーフェニックス。


 おそらく各キャストが思い描くμ'sメンバーのイメージをふんだんに取り入れたであろう魅力的な振り付け。
 キャストの気持ち、μ'sメンバーの気持ち、そしてそれを追いかけ続けたすべてのファンの気持ちがシンクロした歌詞。



 μ'sのファイナルシングルにはPVなんていらない!

 このライブパフォーマンスがPVだ!

 どうだ参ったか!


 9人のキャスト、9人のμ'sメンバーが歌とダンスでそう訴えかけているような気がしました。



 ぐえー! ま、参ったぁ!!!



 間奏ではμ'sの立ち絵とキャストがリンクする泣かせる演出までしてくれます。
 しかし元気な曲調とは裏腹に、スクリーン上のμ'sは画面の奥へと吸い込まれて消えていってしまいます。
 それがなんだかとても寂しくて儚くて……。
 この後に控えているであろう『アレ』が来てしまったら、僕はおそらく本日三度目の男泣きをするでしょう。

 スクリーンにはキャスト達の思いを綴ったコメント。
 そして、1st、NY、3rd、4th、5thライブのダイジェスト映像。
 永く暗転する東京ドーム。





「μ's! Music Start!」





 そのかけ声と共に始まったのは……。





『僕たちはひとつの光』





 続きます。
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